内容説明
母の胎内で八十余年を過ごしたあと誕生し、百六十余歳まで生きたのち、神仙となった、と伝えられる老子。この物語は、老子という人物の思想に、まんがという表現方法で肉迫しようとした。そして「言葉の意味や解釈でなく、いくばくかの心のやすらぎに近いニュアンスを記そう」という著者の願いは見事に成就した。混迷の時代に生きる我々に、今こそ語りかける老子の究極の叡智。読めば、あなたの何かが変わる。
目次
第1章 人の世の関門
第2章 心の中の関門
第3章 道は未知なるかのように
第4章 徳は道のはたらき
第5章 母なるもののふところ
第6章 空の器ということ
第7章 道にきわみなし
終章 生命は川の流れのごとく