徳間文庫<br> 駿河城御前試合

徳間文庫
駿河城御前試合

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  • サイズ 文庫判/ページ数 510p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198900113
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

巷説寛永御前試合は虚構である。事実は、秀忠の次子・駿河大納言忠長の御前で行われた十一番の真剣試合が、その下敷きとなっている。その日、駿河城内には腥風悽愴と荒び、戦国生き残りを賭ける武芸者たちは、だが、無骨さゆえの生きざまが宿痾となって、だれもが破滅の淵へと疾走し、血海に斃れていった。日暮れ、人去った城内は寂として声なく、人心の倦厭の気のみ残されていたという。時代巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みや

10
寛永6年9月24日、駿府城主・徳川忠長の御前で行われた真剣試合11戦を描く。たった一日の出来事なのに異様なほど濃厚。満足度が凄まじい。因縁の理由は大半が剣と女だが、強烈な個性の剣豪たちによって全戦どれも異なる見応えがあった。隠密対隠密『風車十字打ち』、醜男の執念『がま剣法』が特に悲哀を感じて好き。試合場面は非常に短く、勝敗を分けた決定的理由は明記されない。読者に推測する余地を与えてくれて面白かった。推しは『峰打ち不殺』の月岡雪之介。最終章『剣士凡て斃る』で彼の扱いが雑すぎて、著者の徹底した非情さに笑った。2022/10/09

さっと

5
すでに徳川幕府が開かれ三代目となる泰平の世にありながら、後世悪名高い駿河城主徳川忠長の面前で行われた凄惨な真剣試合11編+後日譚の連作短編集。人間の内面をえぐりつつ、逃れられない運命やちょっとした綾によって駿府城内へ導かれる剣士たちの決戦にいたるまでの経緯から血しぶきとぶ最期まで読者をつかんではなさない確かな筆遣いが心地よい。さすがに「残酷もの」の作者だけあって救いのない世界が広がっているが、短編ながらいずれもストーリーテラーとしての技量も存分に発揮されている好著だと思われる。怖いもの見たさにぴったり。2013/01/04

KOO

2
駿河大納言忠長の命により行われた真剣での御前試合。漫画シグルイの原作という事で読み始めた。 藤木と伊良子の戦い後の残り10戦を見る事が出来て満足だった。出場者たちもクセがある連中ばかりだったがだが試合を行う理由の大部分が女性をめぐっての私闘だったのでもう少し他の理由が欲しかった気がする。2011/08/11

からしれんこん

2
剣士の生き様はこうも女にだらしないものかと思ってしまった。時代小説を読んだのが初めてで、この作品はずっと気になってた。おもしろいんやけど、ちょっとなあという感じ。何が悪いとかないけど、女の取り合いで闘う話が多かったのが残念。もっと熱いものかと思ってたが、嫉妬や妬みかいと。期待していただけに残念やな。それと、ミステリーをよく読んでるので、安直すぎる点と線はいらんと思った。それが時代小説の味なんかもしれんが。2010/02/01

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