月曜のこない部屋

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198662448
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

もう消えたい。
でも出たい。

就職難・8050・家族クライシス
孤独と焦りを抱え続ける146万人のひきこもり。

ひきこもり支援施設RS(リアルステップ)で
交錯する、家族の闇と再生の物語。 

ベストセラー『看守の流儀』の著者が、
家庭の内側に迫る社会派ドラマ!

【著者からのコメント】
「ひきこもりが長く続く原因は家族にある」
ひきこもりの取材と膨大な資料から
何度も感じたことです。
「ひきこもりというのは、
ひきこもる当人だけをいうのでなく
その家族も含む」
「家族の心も当人と同じように
ひきこもっているのではないか」
いろいろな方の話を聞いてそう感じました。
本人と家族をがんじがらめにしつづける
固定化した関係とは、
いったいどういうものなのか?
これを溶かして、もう一度時間を動かすには、
どうしたらいいのか?
希望の物語だからこそ、きれいごとを抜きにして、
あえてザラザラした世界を描きました。
そうでなければ、現状を変える本当のヒントは
見えてこないと思ったから。
この物語が「出口のない穴でもがいている人々」の
何かのきっかけになってくれたらと
心から願っています。

【あらすじ】
ひきこもり支援施設「リアルステップ」で
働く矢島宇宙は、新人の栗本日菜子とともに、
依頼された家を訪ね、当事者を説得し、
社会復帰への道を探る仕事をしている。
ある日、疲れ果てた様子の女性が
施設を訪れる。
総合病院に勤めていた息子・敦司が、
5年前からひきこもっていて、
母親の服を切り刻む行動まで始まったという。
矢島は手紙や電話で敦司との接触を試みるが、
応答はない。
栗本とともに自宅を訪ねると――。


プロローグ
第一話 即興役者
第二話 ロスジェネの落武者
第三話 どこまでも王子
第四話 生き埋め二十年
エピローグ


【目次】

内容説明

ひきこもり支援施設「リアルステップ」で働く矢島宇宙(50)は、新人の栗本日菜子(27)とともに、依頼された家を訪ね、当事者を説得し、社会復帰への道を探る仕事をしている。ある日、疲れ果てた様子の女性が施設を訪れる。総合病院に勤めていた息子・敦司(36)が、5年前からひきこもっていて、母親の服を切り刻む行動まで始まったという。矢島は手紙や電話で敦司との接触を試みるが、応答はない。栗本とともに自宅を訪ねると―。

著者等紹介

城山真一[シロヤマシンイチ]
1972年石川県生まれ。『国選ペテン師 千住庸介』でデビュー。『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』で、第14回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

102
『看守の流儀・信念』の2作が素晴らしかった城山さん新作なので注目していたが、「ひきこもり」がテーマと知って「暗そうだなぁ」と躊躇していた。支援施設の職員・矢島と新人・日菜子を核にして描かれた4話の連作は、思っていた程には暗くなく、魅力ある矢島の言動と日菜子の新人目線を織り交ぜているのが巧い。ミステリ色は薄いが社会性があるテーマと人間ドラマで読ませる。個性的な人物が多く、各々の繋がりもあるのでテレビドラマの原作に向き。大した描写がなく日菜子がフェードアウトするのが残念だったが、シリーズ化を期待できる良作👍2026/09/30

ゆみねこ

55
ひきこもり支援施設RS(リアルステップ)が舞台。なぜ引きこもるのか?理由は様々だが大きな鍵になっているのが家族。RSを運営する黒葛原アンナと矢島宇宙にも壮絶な過去があり、内容は重いがとても読み応えあり。城山さんの新しい社会派作品。2026/09/12

雪

54
とても良かった。ひきこもり支援施設「リアルステップ(RS)」を舞台にした連作短編。重くなりがちなテーマだが重くなり過ぎず淡々とした落ち着いた文章で読みやすい。ひきこもりの原因と言ってもその家庭の事情は千差万別で対応の仕方も一律ではなく、ひきこもりから脱したら全て解決という訳でもないところが難しいと思う。それぞれに問題を抱えながらも前向きに支援に取り組むスタッフたち、逆境でも信念を変えない矢島の存在が頼もしい。続編を期待します。2026/09/10

きょん

45
ひきこもりからの回復は親子関係の回復。家族の存在がひきこもりを助長しているという言葉に衝撃を受ける。見守るとか信じて待つのは無駄、には目からウロコ。大人のひきこもりは子供と違う意味で大変だろうと感じた。2026/09/27

きりん★

41
推しの城山さんだが、今回はいつもと異なりミステリーではなかった。ひきこもり支援のNPOの物語。8050問題から夫婦問題、様々なタイプがある。家族も辛いが本人も辛いのだろう。解決する方向にいけばもちろんいいが、お金がこれだけかかると依頼を諦めてしまう人もいると思う。物語としては良い終わり方だったが、自分的には考えさせられる話だった。2026/09/22

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