戦争とミステリー作家―なぜ私は「東条英機の後輩」になったのか

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戦争とミステリー作家―なぜ私は「東条英機の後輩」になったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198659684
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦後80年。
トラベルミステリーの巨匠が
記していた書籍未発表原稿
奇跡の発掘。

戦前に生まれ多感な時代に迎えた開戦。
大本営が連戦連勝を伝える中
西村氏は陸軍幼年学校に入学した。
だがこの国に蔓延する
戦争歓迎の熱狂は戦況悪化で
一気に冷めていく。
敵国アメリカを嫌いになれない――
この不思議さは何だ?
かつての軍国少年は
敗戦を経て作家の道を歩んだ。
往時を振り返り記した自伝的超克の書。
山村美紗氏との日々を仔細に記した
「特別編」も収録。

〈目次〉
第一章
戦争が海の向こうにあったころ
~戦前に生まれて~
恐慌下に生まれる
長屋暮らし
満州国設立
戦争観…他
第二章
「歓戦」が「厭戦」に変わるとき
~戦時下の生活者たち~
日米開戦
軍国少年と母
覆る親米感情
生活統制…他
第三章
軍国少年の隣にはいつも死があった
~東京陸軍幼年学校にて~
幼年学校入学
「国家の物」に
迫る本土決戦
美少年に惑う
降り注ぐ焼夷弾…他
第四章
アメリカがこの国の何を変えたのか
~占領を経て~
日本占領考
臨時人事委員会
GHQの変容
実力主義と日本…他
第五章
終戦後の職を求めて
~人事院・パン屋・競馬場・
探偵・作家~
作家を志す
母に泣かれる
競馬場で働く
探偵になる
初ファンレター…他
第六章
京都で考えたこと
~アメリカには不可解な独特世界~
京都に移住
ブルトレを書く
町衆の意気
京の病院事情
一見さんお断り
京都式の皮肉
京女
住民の格…他
特別編 山村美紗さんとのこと
西村京太郎年譜 山前 譲・編

内容説明

戦後80年、書籍初収録原稿。アメリカはこの国の何を変えたのか?軍国少年が見た日本人の戦争観。陸軍幼年学校で将校を目指した少年の死と隣り合わせの日々。「歓戦」の熱狂はなぜ「厭戦」に変わったのか―。トラベルミステリーの巨匠が記していた自伝的超克の書。

目次

第一章 戦争が海の向こうにあった頃~戦前に生まれて~
第二章 「歓戦」が「厭戦」に変わる時~戦時下の生活者たち~
第三章 軍国少年の隣にはいつも死があった~東京陸軍幼年学校にて~
第四章 アメリカがこの国の何を変えたのか~占領を経て~
第五章 終戦後の職を求めて~人事院・パン屋・競馬場・探偵・作家~
第六章 京都で考えたこと~アメリカには不可解な独特世界~
特別編 山村美紗さんのこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

119
貧家生まれの少年が、立身のため将校を志して陸軍幼年学校に入学するのは戦前は珍しくない。しかし敗戦で陸幼が廃止され占領下の社会に投げ出された少年は、統制もなく自由に生きられる良い占領と受け止めた。軍人の夢破れると作家になりたいと願い、どんな苦しい生活にあっても夢を諦めなかった彼がベストセラー作家となれたのも、敗戦あればだろう。そんな西村京太郎が山村美紗という得難いパートナーと出会い、時代の変化など平然と無視する京都人の心意気に触れたのは第二の人間修業といえる。最後まで売れる作家であり続けた理由はそこなのか。2025/04/13

kei

14
『戦争と~』と銘打っていますが西村さんの簡単な自伝、というところです。戦前、戦中、戦後の世の中を少年の目を通して見ることができました。住んでいた地域によって戦争というのは捉えられ方が全然違うなぁ。西村氏は恵まれていたほうかも?一時期探偵社勤務だったというのがとても面白かったです。もうちょっと詳しく書いてほしかった(笑)この本、すっごく文字が大きくて驚きました。小学生の教科書並みの大きさです。2025/05/17

TI

6
トラベルミステリーの西村京太郎の自伝。各章が短く内容が薄い。もっとしっかり書けなかったのか。面白そうなのに。2025/03/16

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2025年2月初版。初出「東京新聞・夕刊」『この道』2019年8月1日~10月31日。西村さんは2022年91歳で逝去されました。オイラの親世代の作家さんです。遅ればせながら西村の著作は初読です。2025/05/11

みんな本や雑誌が大好き!?

2
サブタイトルの「東条英機の後輩」というのは、戦時中、西村さんが東京陸軍幼年学校に入っていたからです。東条英機もそこの出身。 短編のエッセイを連ねていくような形で、戦前、戦中、戦後の歩みを淡々と綴っています。京都、山村美紗さんのことも後半出てきますが、前半は戦争に対する子供ながらの矛盾というか、複雑な思いが綴られていて、西村少年の葛藤を感得することもできます。 2025/04/02

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