ぼくの心は炎に焼かれる―植民地のふたりの少年

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ぼくの心は炎に焼かれる―植民地のふたりの少年

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  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198657963
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

一九五一年、ケニア。十一歳の白人少年マシューが寄宿学校から自宅の農場へもどってくると、家のまわりのフェンスが以前よりも高くなっていた。白人から土地を取り返そうとするキクユ人の集団におそわれる農場がふえているせいだ。そうした集団を、白人は“マウマウ”と呼び、恐れていた。キクユ人のムゴは、マシューの住む邸宅の台所で下働きをしていて、マシューから兄のようにしたわれている。しかし、マシューに頼みこまれてついたうそのせいで、主人であるマシューの父にしかられることもあった。そんなある夜、ムゴの家にマウマウの一団がやってきて、ムゴの両親や農場で働くキクユ人たちを仲間に引き入れようとするが…?イギリス植民地時代のケニアを舞台に、白人と黒人、ふたりの少年の視点から、アフリカの歴史の一場面を描きだす。南アフリカで生まれ育ったカーネギー賞受賞作家による、心がひりひりする歴史フィクション。

著者等紹介

ナイドゥー,ビヴァリー[ナイドゥー,ビヴァリー] [Naidoo,Beverley]
南アフリカ連邦ヨハネスブルクに育つ。学生時代、反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動に身を投じて逮捕され、拘留されたのち、イギリスに亡命。児童文学『真実の裏側』(めるくまーる)で二〇〇〇年にカーネギー賞を、本書『ぼくの心は炎に焼かれる植民地のふたりの少年』でチルドレンズ・アフリカーナ・ブック賞(CABA)を受賞したのを始め、数々の賞に輝く。デビュー作『ヨハネスブルクへの旅』(さ・え・ら書房)は、当初南アフリカ共和国では禁書とされたが、今では名作として親しまれている

野沢佳織[ノザワカオリ]
上智大学英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ますみ

7
★3.5★2025/04/03

Mipo

5
イギリス植民地時代のケニアが舞台。白人のマシューとキクユ人のムゴは、幼い頃から兄弟のような仲だったが、入植者側のマシューと、その邸宅で台所の下働きをするムゴとの友情には上下関係が見え隠れする。子どもが結ぶ〈約束〉の計り知れない重みや、「大人になったらわかる」という言葉に抵抗したい気持ちや、謝れる勇気といった部分が印象に残る。この物語で理不尽なことが起きているけれど、その空気を共有できてよかったと思う。ケニアは1963年に独立したが、埋もれていた真実が語られ出したのは2006年からというから、随分長い。2024/05/23

ダージリン

5
イギリス植民地時代のケニア。白人から土地を取り戻そうとするマウマウと呼ばれるキクユ人の集団が、白人の農場を襲い始めていた1950年代を舞台とする物語。白人の農場主の息子と、雇われているキクユ人の少年二人の視点から描き出される何とも辛く切ないストーリー。アフリカのことについては全く知識もなく詳しくないが、つらい歴史があったことが伺われる。心が揺さぶられた。2024/04/25

みさと

4
ケニアがまだイギリスの植民地だった頃、1950年代初めの物語。独立を求める「マウマウ」と呼ばれるキクユ人の秘密結社が活動を活発化させていた。白人農場主の子マシューが寄宿学校から帰省すると、家の周りのフェンスが以前よりも高くなっていた。白人から土地を取り返そうとする「マウマウ」に襲われる農場が増えているからだという。マシューは兄のように慕う、台所で下働きをしているキクユ人のムゴと一緒に遊んでいるが、二人の間には次第に溝ができ始める。ついに二人は引き離され、心の底には怒りの炎が。ハッピーエンドではない物語。2025/01/27

HISA

1
☆☆☆2000年に「真実の裏側」という作品でカーネギー賞を取った著者らしいが、知らなかった。1950年代のはじめ、イギリスからの独立を求める運動が起こっていたころの話。搾取する側とされる側、同じ年頃の少年なのに環境が違いすぎて悲しい。ラストも重いものだったけど、賢いムゴなら明るい未来を送ったはず。2024/10/31

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