皇帝たちの中国史

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  • サイズ B40判/ページ数 344p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198656812
  • NDC分類 222.01
  • Cコード C0022

出版社内容情報

中国という国はなかった!
ただ皇帝たちに支配された国だけがあっただけ。

中国史はなぜわかりにくいのか? 国名も違えば、民族も違う――それなのに「中国5000年」の歴史などという真っ赤な嘘をつくからわからなくなる。
日本では歴史教科書で中国という国の歴史がずっと続いているように教えられているが、中国という国があったわけではない。皇帝たちがそれぞれ異なる国をつくって、その国が交代しただけなのだ。
例えば、フランス大革命でブルボン王朝が倒れたが、フランスがフランスであることは変わらなかった。しかしシナの最初の皇帝である始皇帝のあと、武帝が建てた漢はまったく別の国家と見なければならない。そう考えると中華人民共和国はわずか70年の歴史しかないことになる。
本書は、始皇帝、漢の武帝など古代シナの皇帝たちから、元のフビライ・ハーン、明の朱元璋、清の康熙帝など歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、これまでの通説を根底からくつがえし、日本人には想像もつかない誤解もプロパガンダもたっぷりのシナの歴史の謎を解明する。まったく新しい中国史がここから始まる。

内容説明

歴代皇帝たちの治乱興亡を中心に、通説を根底からくつがえした新しい中国史。中国という国はなかった!中国人も知らない真実の歴史。

目次

第1章 中国(シナ)とは何か―黎明期から秦漢統一帝国(中国人はどこから来たのか―野蛮人が都市に住んで中国人に成り上がった;東夷・西戎・南蛮・北狄は、民族名ではない―生業が違うだけ ほか)
第2章 世界帝国の真実―後漢から唐の衰退まで(ハンパでない人口激減を繰り返すシナの歴史;毛沢東の大躍進で人口の十分の一が死んだが、後漢末の人口は十分の一になった ほか)
第3章 モンゴル帝国の興亡―五代十国から元朝まで(五代十国を経て宋が建国―漢人の王朝だが初代皇帝は北京出身;中華思想は宋から始まった―遼と金を野蛮人として蔑む負け惜しみの思想 ほか)
第4章 秘密結社が建国した明王朝(印象が薄い明朝―明代は研究者の数も少ない;朱元璋は二つの顔を持つ男?!―まるで別人の肖像画 ほか)
第5章 最後はやっぱり異民族の清王朝(清朝は漢人王朝ではない―女真人(のちの満洲人)によるシナ支配
清が勝ったというより明が自滅―明の将軍・呉三桂の裏切り ほか)

著者等紹介

宮脇淳子[ミヤワキジュンコ]
1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中から、東京外国語大学の岡田英弘教授からモンゴル語・満洲語・シナ史を、その後、東京大学の山口瑞鳳教授からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、東京外国語大学、常磐大学、国士舘大学、東京大学などの非常勤講師を歴任。現在、昭和12年学会会長、公益財団法人東洋文庫研究員としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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軍縮地球市民shinshin

11
岡田英弘の学統を継ぐ研究者であり、配偶者でもある著者が岡田の『皇帝たちの中国』をベースとして改訂を加えたのが本書。第1章「中国(シナ)とは何か」で一章を費やして「中国」ではなく「シナ」こそがかの地の名称としてふさわしいと論証している。確かにこれはその通りで、シナの語源は「秦」であり、それを日本語読みにしたものでしかない。英語ではチャイナとなる。シナの歴代王朝はほとんど非漢民族で占められているというのも、考えてみればその通り。今の中国政府は元朝も中国人が建てたと主張しているらしい。歴史はこうやって改竄される2025/04/13

kenitirokikuti

8
図書館にて▲1998岡田英弘『皇帝たちの中国』(朝日カルチャーセンター連続講義を基とする)、2018宮脇淳子『皇帝たちの中国史』(チャンネルくららweb配信講義、宮脇「皇帝たちの中国」を基とする)。本書は後者の2023年新装廉価版(宮脇による「はじめに」と福島香織による「解説」は2023年)▲解説に岡田・宮脇夫妻の事情が書かれている(宮脇自身が2012年に正論の別冊?に報告済み)。岡田「魯迅の中の日本人」は魯迅と後妻許広平の関係を論じたものだが、それは岡田と宮脇のそれでもあった、と。2024/03/11

RX93

2
「頼れるのは家族だけ」自己防衛手段が発達、他人は利用するだけ。国が頼りにならないのはそうだとしても、隣人も信頼できない?→それほど極限状態ということ。戦争が多すぎるせいか (戦争になりやすい地形や周辺環境?) 逃げ場もない。「シナ大陸はいったん飢餓状態になるとその規模が全然違う。旱魃が来るとどこも旱魃」▼漢人の入れ替わり。壊滅状態の漢人、北方異民族の受け入れ。漢字を使えれば漢人。何度も漢人は入れ替わり。▼中華思想は宋に始まる‐「遼と金を野蛮人として蔑む負け惜しみの思想」2025/04/12

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