出版社内容情報
たまたま観戦したプロレス団体で野良犬・高野拳磁に憧れて、プロレスラーを目指した。なのに、入門した屋台村プロレスにはその男すらいなかった…。そう、振り出しは底辺。だけど、引退の舞台は東京ドーム。NOSAWA論外の稀有なプロレス人生である。
気づいたらメキシコ。でも伝手はなく、時にギャラが食事のみの闇試合もこなしながら、言語を超えた社交性と酒席も交えたノリで、CMLL世界王座を初めて現地で奪取した日本人にまで上り詰めた。
いつの間にやら、メキシコを拠点に日本、アメリカを行き来し、プエルトリコ、グアテマラ、オーストラリアにイタリア、イギリスと…、世界を股にかけて戦っていた。時にトラブルを抱えながら(笑)、日本国内だけでも、全日本プロレス、新日本プロレス、ノアをはじめ、多くの主要団 体をしがらみ無視で分け隔てなく活躍したから、その交遊録は無限に広がり――。
以下は、彼が深く交遊した著名人のほんの一部である。
高野拳磁、木村浩一郎、ホッパー・キング、高木三四郎、ターザン後藤、ネグロ・カサス、ツバサ、ハヤブサ、MAZADA、ウルティモ・ドラゴン、CIMA、サブゥー、KIKUZAWA、藤田ミノル、TAKAみちのく、冬木弘道、金村キンタロー、邪道&外道、カズ・ハヤシ、ケンドー・カシン、愚乱・浪花、和田京平、テリー・ファンク、ダスティ・ローデス、アントニオ・ペーニャ、レイヴェン、三遊亭円楽、武藤敬司、ジョニー・エース、TAJIRI、KENSO、天龍源一郎、渕正信、グラン浜田、ジャガー横田、デビル雅美、ベッキー・リンチ、ミル・マスカラス、鈴木みのる、高山善廣、川田利明、佐々木健介、北斗晶、ジプシー・ジョー、スコット・ホール、丸藤正道、グレート小鹿、長州力、大仁田厚、TAKEMURA、藤波辰爾、曙、船木誠勝、アブドーラ・ザ・ブッチャー、エリック・ビショフ、永田裕志、エル・サムライ、ペリート、ザ・グレート・カブキ、藤原喜明、小川良成、チャボ・ゲレロ、藤田和之、イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr、杉浦貴、桜庭和志、Eita…
目次
第1章 迷い犬
第2章 メキシコ定住
第3章 世界を股にかける
第4章 地球規模でプロレス満喫
第5章 武藤・全日本でも縦横無尽
第6章 業界の秩序と垣根を破壊
第7章 事件
第8章 レジェンドたちと幸せな時間
第9章 終活とノア
第10章 引退
最終章 27年2カ月のプロレス人生の総括と未来
著者等紹介
NOSAWA論外[ノサワロンガイ]
1976年12月17日、千葉県市川市生まれ。高校時代、たまたま観戦したPWCの興行で野良犬・高野拳磁に憧れて、プロレスラーを目指す。屋台村プロレスを経て、念願のPWCに入門。95年12月27日、調布グリーンホール小ホールで将軍KYワカマツ戦でデビューした。97年にDDTを旗揚げも、翌年には離脱してメキシコを拠点とする。伝手のない現地で、時にギャラが食事のみの闇試合もこなしながら、言語を超えた社交性と酒席も交えたノリを駆使して、CMLL世界王座を初めて現地で奪取した日本人にまで上り詰めた。23年2月21日、東京ドームで引退。現在は文化人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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