虚像のロシア革命―後付け理論で繕った唯物史観の正体

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虚像のロシア革命―後付け理論で繕った唯物史観の正体

  • 渡辺 惣樹【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198656713
  • NDC分類 238.07
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2020年から2年間にわたって月刊WILL誌上に連載された「ロシア革命再考」の書籍化。
11月革命でボルシェビキがロシア革命の主役に躍り出たのは何故なのか。
けっして共産主義思想家が説くような歴史の必然でそうなったのではない。
その理由は、この年4月にヨーロッパの戦いへの参戦を決めた米国大統領ウッドロー・ウィルソンの愚かな外交にあった。
オーソドックスな歴史書ではウィルソンを国際聯盟の生みの親として描く。
長老派クリスチャンの彼は「恒久的世界平和の実現」という理想を掲げヨーロッパの戦いに参戦した。
つまり「戦争を止めるための戦争」に勝った「英雄」である。
しかし、その一方で、共産主義国家ソビエトの産婆役にもなっていた。
彼の外交の愚かさと残酷な歴史のアイロニー。ロシア革命は「歴史の必然」ではなく、英米外交の失敗と「偶然の連鎖」だった。
それが本書が解き明かす最大のテーマである。

内容説明

筆者は、ウィルソンとチャーチルの愚かな外交がなければ、ロシア革命はあり得なかったと考える。唯物史観は人間社会の最高の発展段階が共産主義社会と説く。しかしそれは「偶然の産物」に過ぎなかった。けっして歴史の発展の必然として出来上がった代物ではない。この2つが本書のテーマである。

目次

第1章 第一次世界大戦勃発
第2章 チャーチルの謀略(英国参戦)と第一次世界大戦
第3章 第一次世界大戦とチャーチル・ウィルソンの思惑
第4章 ロシア革命を巡る米英の思惑
第5章 失意の革命家レーニン
第6章 封印列車
第7章 ボルシェビキ(11月)革命と英国の悔恨
第8章 ケレンスキーの愚かさとボルシェビキ革命
終章 ウッドロー・ウィルソン外交の失敗と唯物史観の虚構

著者等紹介

渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日米近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。1977年東京大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAN

12
ロシア革命の実態が第一次世界大戦の始まりから詳細に描かれる。共産主義思想は正義の美名を振りかざしながらも、つまるところ、資本家、国家に搾取される労働者の被害者意識から始まる敵を殲滅する革命に走る人間のエゴを克服できない。戦争の最中に大国の利害が絡み合い、その間隙の中で生まれたロシア革命。戦後教育はレーニンに始まるポルシェビキたちの実態を教えられないわけだ、と納得。Nationの訳語が「国家」。日本語だと「家」の文字が入っているのに、打倒する敵とみなす思想はやはり克服しないと平和は訪れない。2023/12/03

くらーく

3
そうかもね、としか言いようが無いのよねえ。事実は覆る訳でも無いし。現代から振り返れば、どうして共産独裁国家が出来たのか?第2次世界大戦で、資本主義自由経済の米英が(ドイツではなく)ソ連と手を組んだのかが、どうしても理解できないのですわ。でも、当時の状況では、各国の為政者や軍人たちが、それぞれの思惑を基に最善と思って行動した結果なんだよねえ。そうぢゃない、と過去の人に言いたいところだけどさ。 不思議な事に、英米も独も露を支援していた訳で。何とも歴史の皮肉を感じるなあ。本当に運命は皮肉的だわ。2023/12/09

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