出版社内容情報
世界最高峰であるワールドカップの舞台で、強国ドイツとスペインを破り、約30年かけて「ドーハの悲劇」を「ドーハの歓喜」に変えたサッカー日本代表。
その歴史的勝利の舞台裏と、浅野拓磨、堂安律、三笘薫、南野拓実ら、中心選手たちの素顔、苦悩、そして歓喜の瞬間を、選手たちが10代のころから取材しているサッカーライターが描いたスポーツノンフィクション。
あの感動と興奮が鮮やかに蘇る、珠玉の一冊。
内容説明
熱狂のワールドカップ、日本代表躍進の裏にあった真実とは!?堂安律、浅野拓磨、三苫薫ら立役者たちの素顔に迫る!!
目次
第1章 ドイツからの歴史的勝利
第2章 疾風のストライカー
第3章 コスタリカ戦の駆け引き
第4章 金髪のビッグマウス
第5章 無敵艦隊との一戦
第6章 覚醒するドリブラー
第7章 クロアチアの壁
第8章 重責を背負うエース
第9章 その先の景色
著者等紹介
安藤隆人[アンドウタカヒト]
1978年2月9日生まれ、岐阜県出身。大学進学とともに取材活動をスタート。大学卒業後はいったん銀行に勤めるが、フリーランスに転身。育成年代を中心に、数多くの日本代表選手を10代のころから取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
102
1993年ドーハの悲劇から29年後、優勝経験のあるドイツ、スペインを下し、グループ1位通過するまでになろうとは。浅野が活躍したドイツ戦、三苫の1ミリに詰めた田中のゴール、クロアチア戦でPKを失敗した南野拓実の無念、モロッコの4-3-3の陣形の美しさ、決勝で満身創痍のフランスのエムバペのハットトリックとアルゼンチンのメッシの笑顔。大会として最高に面白かった。サッカー記者として見ると、ターンとアウトサイドキックが重要なファクターであったと指摘する。技術も戦術も変遷するサッカーの世界。これからも応援し続けます。2023/04/16
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
6
ユースの頃から取材を続けてきた選手たちが、2022年、ドーハでW杯の舞台に立った。取材者としては感無量だったろう。この本の読みどころは、ドーハの大会そのものより、そうした選手の成長譚に加え、著者の知見に基づく戦術論、技術論だ。あのW杯を総合的に懐かしく振り返るほどの情報量はないので一日で読めてしまったが、浅野、堂安、南野、田中碧、三笘らは、あの場に立つべくして立ったのだということはよくわかった。2025/05/08