出版社内容情報
小さな女の子リッランは、
ある日、
大きなねこに会いました。
「ぼくのせなかにお乗りなさい」と
ねこがいうので、
リッランはねこに乗って、
旅に出ることになりました。
にわとりやぶた、
気のあらい牛やこわいワニ、
いろんな生きものに会いますが、
ねこはぐんぐんかけていき、
とうとうふたりは、
大きな町につきました。
すると、王さまの馬車がやってきて、
ふたりは、お城にしょうたいされ……?
スウェーデンで1909年に出版されて以来
ずっと愛されてきた
幻の古典的名作絵本です。
作者が、自分の娘リッランのために
心をこめて描いた、
とてもかわいい絵本です。
内容説明
あるひ、ちいさなリッランは、おおきなねこにあいました。ねこはリッランにいいました。「ぼくのせなかにおのりなさい」。ふたりはいっしょにぼうけんにでかけ、いろんなどうぶつにあい、かわをわたり…そしておおきなまちでリッランとねこがであったのは…?幻想的な画風で知られた若い画家が小さな愛娘のために作ったのびのびとした楽しい絵本。スウェーデンで100年以上にわたって愛されてきた作品です。3さい~。
著者等紹介
アロセニウス,イーヴァル[アロセニウス,イーヴァル] [Arosenius,Ivar]
1878、スウェーデンのヨーテボルイで生まれる。17歳で芸術家を志し、地元の画学校を経て、ストックホルムの芸術アカデミーへ進むが、写実に重きをおくアカデミーの方針に反発し退学。故郷に戻り、好きな絵を描き続ける。1903年、パリに1年ほど滞在し帰国後、結婚。1906年に生まれたひとり娘エヴァを「リッラン」(小さい子、という親しみをこめた呼び名)と呼んで可愛がり、何冊かの絵本を作った。1909年、先天的な病気のため30歳の若さで死去
ひしきあきらこ[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業。スウェーデン語の児童書を中心に、100冊以上の翻訳を手掛ける。2009年、長年にわたりスウェーデン文化の普及に貢献した功績に対し、スウェーデン王国より北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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