出版社内容情報
戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。大天才・小室直樹だから解明できたヨーロッパ近代という怪獣の根本原理
内容説明
戦争、国際政治、国際法は三位一体でないと理解できない。国際経済も加えて四位一体か。国家(ネーション)ができる前に、国際ヨーロッパはすでに存在していた。このキリスト教共同体からいかにして、国家、資本主義、近代法、戦争が生まれたか。そしてヨーロッパで生まれたこの怪獣は、世界中に広まり、新環境に応じて姿を変じていった。この怪獣の変貌を追跡し、その意味を真に把握する。でないと…我々は気がつけば戦場に立っていたという羽目に陥ることだろう。
目次
第1章 近代の基礎をつくったキリスト教
第2章 なぜイスラム教は近代をつくらなかったか
第3章 絶対主義の確立から国際法が生まれた
第4章 湾岸戦争で戦争の概念が変わった
第5章 なぜ日本人は国際法を理解できないのか
第6章 アメリカン・デモクラシーの正統性と差別観
著者等紹介
小室直樹[コムロナオキ]
1932年、東京生まれ。京都大学理学部数学科卒。大阪大学大学院経済学研究科中退、東京大学大学院法学政治学研究科修了。マサチューセッツ工科大学、ミシガン大学、ハーバード大学に留学。1972年、東京大学から法学博士号を授与される。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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