亡びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか―国防秘策としてのプロスペクト理論

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亡びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか―国防秘策としてのプロスペクト理論

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  • サイズ 46判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198653996
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2030年までに顕在化する中国の暴発をいかにくじくべきか。安全保障問題に行動経済学の理論を応用した異色の日本国防論。

内容説明

「個人も国家もガッカリしたくない」。行動経済学が教えるこの意思決定モデルを応用すれば、傍若無人な中国のふるまいも明快に予想が可能。2030年までに必ず暴発し、自滅するであろう隣国からの被害を最小限にとどめるための防衛論。

目次

第1章 日本帝国を「同時多正面戦争」に誘導した「プロスペクト」は何だったのか(アフガニスタンを「一帯一路」に組み入れようとする中国の狙い;「パキスタン・ルート」のパイプラインの利用価値は下がる? ほか)
第2章 習近平はなぜ中国の核軍備を劇的に変容させなければならないか(「東風41」の地下サイロ配備が始まった;中国の沙漠地帯で急激に増え始めた中国のICBM基地 ほか)
第3章 習近平の“多産化政策”が裏目に出れば、わが国に逆転のチャンスがある!(なぜ国防を考えるときに「少子高齢化」が大きな関心事になるか;戦う前から結果が見えた「覇権」のゆくえ ほか)
第4章 「茫蠡のプロスペクト」を意識した対中制裁―これが人類の悪夢を終わらせる(未知の政治に期待など寄せない中国人;「怒り」のしぶとさは、「喜び」以上? ほか)

著者等紹介

兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
昭和35年、長野市生まれ。陸上自衛隊に2年勤務したのち、神奈川大学英語英文科卒、東京工業大学博士前期課程(社会工学専攻)修了を経て、作家・評論家に。北海道函館市に居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

61
経済学に於ける意思決定モデルであるプロスペクト理論を、もっと簡略にし「(人は将来的に)がっかりしたくない」と言う事で、昨今話題のウクライナ危機、中国の動きなどに始まり、中韓の少子高齢化と、日本人が日本国内のそれを解決するには?と、読者を引きずり回し気味な一書である。3冊ぐらいに分けて出しても良いような気がしないでもないが、子育ての資金に困ってらっしゃるのだろうな、と、兵頭先生の『読書余論』を全て購入した六点はそう、思った。なお、著者の半公式サイトも読み甲斐があるのでおすすめだ。2022/02/12

パット長月

11
図書館本。読めども読めどもタイトルの内容が出てこない。終盤にようやくでたのが秘策ガッカリ感。タイトルに惹かれて書店で本書を購入した人には、まさにガッカリ感の買い物であろう。が、本書のキモはタイトルにある内容ではさらさらなく、日本の少子化問題対策といった我が国の政策に関するする提言なのかも。それにしても、無論ロシアのウクライナ侵攻前の著作でありながら、今回の戦役の推移について、かなり正確な見通しを提示していたことは驚きである。許せる話ではないが、ウクライナの大統領と比べ、プーチンはずっと格上の役者かも。2022/04/17

ネオ

2
本書の白眉と感じる議論は、「子育て」と「個人の自由」は両立させ難いものであり、ある意味「自由」を犠牲にしてまで将来の社会の人口を支える「子育て」をしてくれている親、とりわけ子育てしながら平均以上の収入のある仕事に就くのが難しいひとり親に対して、子育ても立派な「勤労の一種」であると見なして手厚い支援により報いなければならないではないか、という箇所。「自由主義者」兵頭二十八の面目躍如というか、いわゆる保守とか右とかと呼ばれる論者でここまでのことを言う人は多くはないだろう。2022/03/24

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