内容説明
最愛の人に会うためにインドからスウェーデンまで自転車で向かったインド人青年の実際にあった愛の物語―。
著者等紹介
アンデション,ペール・J.[アンデション,ペールJ.] [Andersson,Per J.]
1962年、スウェーデンのハルスタハンマル生まれ。ジャーナリスト、作家。同国でもっとも著名な旅行誌『ヴァガボンド』の共同創業者。過去30年、インドを中心に世界各地を旅し、現在はストックホルム在住
タカ大丸[タカダイマル]
1979年、福岡生まれ、岡山育ち。ポリグロット(多言語話者)、作家、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KTakahashi
2
読み切りました。芸は身を助ける,でした。絵を描くことでコミュニケーションをして,お金をやりくりしました。簡単に国境を越えてしまうことができるはずがないのに,奇跡の連続でした。2021/07/25
R.
2
インドのカースト制にカーストには入らないとされる人々がいたことさえ知りませんでした。絵を描く才能と海外の人への愛、努力をみていられたのは楽しかったです。2021/07/22
くらーく
2
あまり「愛」を感じないけどね。自転車は単なる手段で、工程の記述はあまりない。タイトルは恣意的だなあ。 インドの不可触民のPK(本書の主人公)が、スウェーデンの彼女のところに行く話なんだけど、やっぱり慣習や生活感の対比がものすごくて興味深い。スウェーデンに行ったPKが牛を逃がしてやるところなんか最高だね。 それにしても思い込み、刷り込みの力はものすごい。これは侮れないな。PKは占星術師に「色に関する仕事」「奥さんは遠い国からくる音楽関係者」とか言われて、その通りの人生だし。それと、芸は身を助くだねえ。2021/04/08
Jessica
0
純粋に人を想う感情は国境や文化を超えることが出来ると改めて思いました。 個人的にインドのカースト社会について少し捉え方が変わった作品でもあります。低カースト=貧しい、高カースト=裕福と考えていたが必ずしもそうでなく、英国植民地支配後の優遇措置や大学進学の権利などかなりいびつではあるものの是正処置を取っているということが分かります。とはいえ不可触民と呼ばれる主人公たちの置かれる立場は厳しく、現在でも続く根本的な差別の状態を見ているとなんとか出来ないものかともどかしい気持ちになります…2022/02/19
guncrazy25
0
★★★★2021/06/17
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