出版社内容情報
ぼくも絵かきになりたい! イースターエッグの絵付けをするうさぎ一家を描きます。米国で40年以上愛される楽しく美しい絵本
内容説明
うさぎの少年オーソン・アボットは、とうさんやかあさんのように、イースターのたまごに絵をつけるしごとをしたいとおもっています。でも、あそぶのもだいすき。まだまだしごとをまかせてもらっていません。一家は、いそがしくなるまえに、海べに旅行にでかけました。車にはオーソンのおもいつきで、イースターエッグのように絵をかいてあります。すると、そのもようがひょうばんになり…。1976年に初めて刊行されてから、米国で40年以上愛されている、たのしくて美しいイースターの絵本。5才から。
著者等紹介
アダムズ,エイドリアン[アダムズ,エイドリアン] [Adams,Adrienne]
米国の絵本作家。1906~2002年。ミズーリ大学を卒業後、アメリカン・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学ぶ。『Houses from the Sea』『The Day We Saw the Sun Come Up』(ともに未訳)でコールデコット賞オナー受賞
三原泉[ミハライズミ]
1963年宮崎県生まれ。東京大学文学部卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
56
【2021イースター読書会】楽しい本です。ここでのイースター・バニーはイースター・エッグに絵付けをする職人です。両親には、まだまだ落ち着かないオーソンが心配ですが、温かく見守っています。型にはめずオーソンの望んだことを賛成する度量、見習いたいです。オーソンの楽しい絵は注目を浴びます。のびのび描かれた大作たち、オーソンはたまごにものびのびと絵を描きます。楽しんで仕事ができる、素敵ですね。2021/03/22
ぶんこ
42
イースターのたまごに絵付けをする仕事をしているアボット家。息子のオーソンも描いてみたいのですが、途中で飽きてしまう。たまごが届く1月までの間、一家錆びた車や荷車にも楽しく鮮やかなペイントをしてキャンプに出発。行く先々で評判になりペイントを頼まれます。なんとオーソンの絵が人気で、両親が手伝いにまわるほど。やったねオーソン。明るく可愛らしい絵を見ていると、読んでいる私も元気になりました。もうすぐイースターですね。ペイントされたたまごをみたくなりました。2025/04/16
anne@灯れ松明の火
26
新着棚で。かわいい表紙に惹かれて。袖の説明には「1976年に初めて刊行されてから、米国で40年以上愛されている、 たのしくて美しいイースターの絵本」とあるので、再版? イースターエッグに絵を描く仕事をする、うさぎのアボット夫婦。子どものオーソンは興味と才能を持ちながらも、まだ遊びの方が楽しい。でも、旅の先々で、絵の楽しさに目覚めることに。丁寧で、優しい絵に癒され、イースターエッグのカラフルさに楽しい気分になる♪ 米国で愛されているのには納得。ハロウィンのように、日本にイースターも根付くのかな?2020/03/14
遠い日
15
レトロな絵がすてきだなぁと手にすれば、初出は1976年だそうだ。イースターエッグの絵付けを仕事とするうさぎのアボット家。その家の少年オーソンの成長の跡を描くお話。好きなことが仕事になっていき、ますます好きなことにのめり込むようになるオーソン。安心、喜び、充実感が盛り込まれた、こんな時期に読むとなんだかほっとしてしまう幸福なお話です。2020/05/30
しずくちゃん
8
「こうさぎたちのクリスマス」の前編の絵本とこちらで教えていただき読んでみました。とても可愛らしい絵と、むじゃきなオーソンがお父さんお母さんと秋に旅に出て旅をしながら車にも家にも飛行機にも橋にも素敵な絵を描いてしまう。それがみんなに認められて、遊び好きなオーソンがイースターにはりっぱな絵描きさんになっていました。2023/09/03