“死に森”の白いオオカミ

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“死に森”の白いオオカミ

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198650049
  • NDC分類 K983
  • Cコード C8098

出版社内容情報

村の長老の忠告を破り、魔物がすむという森を焼いてしまった! ロシアフォークロアを下敷きに創作された、少し不思議で怖い物語

内容説明

むかし、ロシアのあるいなかの村で、土地を広げるため、村人たちは、人間が手をだしてはいけないと言い伝えられる森を焼き払ってしまった。村の長老が、その森には白いオオカミの魔物が住むからと、忠告するのに耳を貸さず…。木々がすっかり焼かれ、“死に森”と呼ばれるようになった森で、まもなく、村人が何人も、オオカミに襲われた。このままではいけない。どうにかしなくては―。いくつものエピソードがからまりあい、ダイナミックに結末にむかう。ロシアの民話や伝承を下敷きに創作された、少し不思議でこわい物語。小学校高学年~。

著者等紹介

ディーコフ,グリゴーリー[ディーコフ,グリゴーリー] [Диков,Григорий]
ロシア生まれ。フランスのストラスブール在住。国際機関に勤務する法律の専門家として国内外を飛び回るかたわら、児童・青少年向けの読み物を書いている。2010年にロシアで出版された『トルベーヴォ村とヴィソツコエ村のちょっと変わった話』(未邦訳)でデビュー

レシコフ,ディム[レシコフ,ディム]
1962年、旧ソ連のゴーリキー(現在のロシアのニジニ・ノヴゴロド)に生まれる。鉱山学および地球物理学を学び、20代半ばまでシベリアや極東で地質の調査にたずさわっていたが、その後アニメーション制作を学び、アニメーターとなる。現在は、アニメーション監督として自身でスタジオを主宰するほか、本の挿し絵を描くイラストレーターとしても活躍

相場妙[アイバタエ]
1977年生まれ。英語およびロシア語の翻訳者として、技術翻訳を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

181
一部が欠落したノートに記録された昔話を想像で埋めることで作り上げられた創作作品。どこかギルガメシュ伝説のようでもあるし『もののけ姫』のようでもある。禁じられた森を焼き払ったことで始まる村人と狼の戦いと顛末。少年の知恵が村を救う。知恵の大切さと人の愚かさ。環境保護は大切だけれども環境を壊さずには生きられない人間のさがと宿命が描かれている。2021/08/26

モリー

66
白くて大きなオオカミが、一族を引き連れて人間と対決し・・・。良くも悪くも、物語の最初から最後まで「もののけ姫」との対比が頭の中で展開してしまいました。舞台となる村には、川岸の向こうの森には決して手をつけるな、という古くからの言い伝えがありました。しかし、若者たちは、古老の説得にも耳を貸さず、川を渡り森を焼き払います。どんな展開が待ち受けていかは、読んでのお楽しみ。語り部の古老は、善悪を語りません。しかし、読み終えた私はどうしても、こう叫びたくなりました。「オオカミと人が共に生きる道はないのかー」と。2020/05/16

マツユキ

15
タイトルに惹かれて。ロシアの昔話を題材にした物語。かつての白いオオカミとの約束を破り、対岸の森を焼いてから、村は狼に襲われるようになり…。神秘的なエピソードがいくつもあるのですが、一番は少年の知恵。味方になってくれる身近な神秘も消え去り、これで良かったのか寂しく思いますが、穏やかなラストで良かったです。2023/06/30

しばこ

12
ロシアの民話を下敷きとしたお話。古老が語る話からは、昔のロシアの厳しい自然の中の、特に冬の寒さがひしひしと感じられる。言い伝えを馬鹿にして、掟を破ることに対する大きな力からの戒め、仕返しと共に、畏れながらもそれに対する人間の行いが描かれていて、オオカミ好きとしてはそちらに肩入れしそうになりながら読んだ。児童書ながら読み応えあり。2020/02/07

timeturner

7
雪と氷に閉ざされたロシアの奥地で飢えたオオカミの群れに包囲される村。単純な昔話ではなく、幻想味のあるゴシックファンタジーとして楽しめる。帝政ロシア時代の老練な語り部から聞かされているような語り口だった。2020/01/31

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