出版社内容情報
村の長老の忠告を破り、魔物がすむという森を焼いてしまった! ロシアフォークロアを下敷きに創作された、少し不思議で怖い物語
内容説明
むかし、ロシアのあるいなかの村で、土地を広げるため、村人たちは、人間が手をだしてはいけないと言い伝えられる森を焼き払ってしまった。村の長老が、その森には白いオオカミの魔物が住むからと、忠告するのに耳を貸さず…。木々がすっかり焼かれ、“死に森”と呼ばれるようになった森で、まもなく、村人が何人も、オオカミに襲われた。このままではいけない。どうにかしなくては―。いくつものエピソードがからまりあい、ダイナミックに結末にむかう。ロシアの民話や伝承を下敷きに創作された、少し不思議でこわい物語。小学校高学年~。
著者等紹介
ディーコフ,グリゴーリー[ディーコフ,グリゴーリー] [Диков,Григорий]
ロシア生まれ。フランスのストラスブール在住。国際機関に勤務する法律の専門家として国内外を飛び回るかたわら、児童・青少年向けの読み物を書いている。2010年にロシアで出版された『トルベーヴォ村とヴィソツコエ村のちょっと変わった話』(未邦訳)でデビュー
レシコフ,ディム[レシコフ,ディム]
1962年、旧ソ連のゴーリキー(現在のロシアのニジニ・ノヴゴロド)に生まれる。鉱山学および地球物理学を学び、20代半ばまでシベリアや極東で地質の調査にたずさわっていたが、その後アニメーション制作を学び、アニメーターとなる。現在は、アニメーション監督として自身でスタジオを主宰するほか、本の挿し絵を描くイラストレーターとしても活躍
相場妙[アイバタエ]
1977年生まれ。英語およびロシア語の翻訳者として、技術翻訳を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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