武器が語る日本史

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武器が語る日本史

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  • サイズ 46判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198649869
  • NDC分類 559.02
  • Cコード C0031

出版社内容情報

日本独特の進化をした弓や銃などの武器たちの威力や機能を検証しながら、これまで常識とされていた歴史の意外な事実を明かにする

内容説明

古来の弓、槍から、戦国時代の火縄銃、先の大戦における戦車まで―日本軍の武器の性能、運用法を検証することで、日本史の真実を浮き彫りにする。

目次

第1章 日本軍はなぜ「投げ槍」を使わなかったのか
第2章 朝鮮半島から離れたことで変容した日本の武器性能
第3章 鉾と楯から見た日本の武器事情
第4章 日本の騎兵はどのように戦ったのか
第5章 日本の弓はいったいどれくらいの威力があったのか
第6章 楯を軽視した特殊事情
第7章 テレビ時代劇とはまったく違う日本の合戦
第8章 なぜ大砲をうまく使いこなせなかったのか
第9章 日本人はなぜ火縄銃に銃剣をつけなかったか
第10章 日本陸軍はなぜ“性能が劣った戦車”にこだわり続けたのか

著者等紹介

兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
昭和35年、長野市生まれ。陸上自衛隊に2年勤務したのち、神奈川大学英語英文科卒、東京工業大学博士前期課程(社会工学専攻)修了を経て、作家・評論家に。北海道函館市に居住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

8
さて、常に根源から歴史と戦争について考究しようとしている著者による、武器の歴史を通じて描いた日本通史である。遥かな古代から汎世界的に用いられた投槍が何故姿を消すのか。から始まり著者の「なぜ」は大東亜戦争時の日本に於いて、対戦車戦闘には非力な戦車がなぜ漫然と生産されていたかに至るまで、執拗なまでに反復される。武器が語る日本人論とも言うべき書であり、現代日本人はなぜ兵器の技術革新に無関心なのかという、警世の書でもある。必ずしも読み易いとは言えぬが、強弓により、鉄板が抜けるか実証実験迄する兵頭軍学の心意気を知れ2019/11/05

takeshi3017

4
日本史を武器・武具の発達という側面から再構築しなおし、日本独自の歴史を持つ武器がいつ・なぜ・どのように進化していったかを明らかにする。兵頭氏の本は初めて読んだがあまり感情を交えず淡々とした語り口が気に入った。自分は別に軍事オタクじゃないが読み物として普通に面白いと思った。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou29901.html2020/10/05

in medio tutissimus ibis.

4
日本の山がちな地形は騎兵の優位を齎さず、騎兵への対抗手段としての長槍隊の重要性もまた認識されず、地形的に狙撃中として進化したためにその照準を狂わせる銃剣を発送せず軽視する原因となった。また多くの人口を養える米が人足を安価にした一方で試料とならなかったために荷駄は高価であり、これが盾を持ち運ばない理由となり、それが多湿と相まって弩や複合弓の採用を拒み、弓矢の形を決定づけた。基本的条件から武器と日本史を組み立てていく手法は素晴らしかった半面、光速の槍や球形砲は思考実験としてもちょっと行きすぎな気も。梯子はいい2020/03/15

たかしゃん

2
最後の章が面白かった。太平洋の島嶼戦は攻める方が有利。攻者は好きな場所に戦力を集中できる。守る日本軍は、ただでさえ貧弱な生産力で、なけなしの戦車を広く薄く配備し、戦闘に寄与しないまますり潰されていく。また、潜水艦にやられ前線に届がない。これは海軍の責任でもあるが。 結局、日本軍の戦車は貧弱な武装と装甲に加えて、用兵の誤りで活躍する事ができなかった無駄な装備だったのか。2020/01/15

RS

2
平野部が少なく輸送インフラが整わない日本では武器防具が独自の発展を遂げてきたのがわかる。近代になりノモンハンなど大陸での戦闘結果を謙虚に研究することなく、かといって島嶼戦にノウハウがあるわけでもないのに太平洋戦争で戦線拡大したのは間抜けとしかいいようがない。今後同じ轍を踏まないようにこの本のような自問自答を繰り返しながら軍事研究と最適な開発、配備をしっかり行うべきだろう。もちろん戦争を起こさないために。2019/12/05

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