出版社内容情報
米中貿易による中国経済の変化から、ファーウェイ問題の影響、香港・台湾問題まで、現地のリアルな状況をレポートする!
内容説明
夜逃げ激増、あぶれる農民工、仇討ち讃美…米中新冷戦の激化で急変する中国のリアル。米中対立の行方から国内景気、若者文化、対日意識の変化まで流動する中国の政治・経済・社会・世論動向の実態を明かす!
目次
序章 米中衝突で大激動する中国の実情
第1章 米中新冷戦の正体と行方
第2章 激変した中国経済のリアル
第3章 積年の矛盾が噴き出す国内問題
第4章 混沌とする中国社会と若者たち
第5章 過酷な農村の現実
第6章 急変する対日感情と日中関係の今後
著者等紹介
邱海濤[キュウカイトウ]
1955年中国上海生まれ、上海外国語大学日本語科卒業。1985年に来日し、慶應義塾大学および東京外国語大学で学んだ後、日本企業で10年間勤務する。現在、中国と日本の間で出版や映像プロデューサーとして幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GASHOW
7
日本では週40時間労働を取り入れているが、中国のITは「996運動」をしているという。朝9時から夜9時まで、週に6日働くという。休憩1時間としても週66時間。モーレツに働いているのだ。2020/06/01
しぇるぱ
2
日中両方を往復している人だそうです。中国では上海に家があると語っている。中国国籍で中国政府を罵るのは度胸がいることでしょうね。必ず統計の出元を示して、それを根拠に主張するように書いている。それでも、中国のイミグレーションを通ると、どんな処分が待っているか危ういと思います。序章、1章、2章はつまらん。斜め読みで飛ばしてケッコウ。3章以下の各論に入ると面白くなる。羅列的な話題なので、次々とコラムが並べてあるような記述方法なのだ。自分の興味のあるところだけ読み拾って、他は読み捨て、こんな読み方になってしまう。2019/12/14
朝ですよね
0
豚肉価格の上昇など、米中対立での現実的な生活影響が中国在住の著者からの視点で書かれている。農村の生活なども、例えば8割が出稼ぎ、1.5割が兼業、0.5割が工場経営など内容が具体的。2020/08/28