内容説明
「お前は戸口じゃなくて大口だ!」カブキの毒霧に、たじろぐタイガー戸口―日米マット界の裏と表を生きた同世代の2人の「記憶」は、きれい事だけで作られた「記録」よりも濃厚な昭和プロレスの闇に染まっていた!
目次
第1夜 力道山の遺産
第2夜 全日本の闇
第3夜 アメリカン・ドリーム
第4夜 誕生「隈取りと毒霧」
第5夜 日本マット界とピンハネ
第6夜 レスラーたちの下半身
第7夜 明かされるSWSの真実
第8夜 馬場・猪木は強いのか
第9夜 三沢光晴の死から
著者等紹介
ザ・グレート・カブキ[ザグレートカブキ]
本名・米良明久。1948年9月8日、宮崎県延岡市出身。64年、日本プロレスに入門。同年10月31日、宮城・石巻市での山本小鉄戦でデビューした。団体が73年4月に活動停止すると、全日本プロレスに合流。81年に遠征先のアメリカで『ザ・グレート・カブキ』として大ブレイク。83年ジャイアント馬場に呼び戻され凱旋帰国。『毒霧』と『カブキ』は社会的ブームとなるも、日本独自の「待遇」により辛酸を嘗める。98年9月7日、IWAジャパンのリングで現役を引退。2002年10月に復帰、17年12月、後楽園ホールでの『KABUKI THE FINAL』(プロレスリング・ノア)で正式引退。現在は東京都文京区で『BIG Daddy酒場 かぶき うぃず ふぁみりぃ』を経営している。日本プロレス界きっての人格者として元・現役問わず多くのレスラーの相談相手となっている
タイガー戸口[タイガー・グチ]
1948年、東京都葛飾区出身。韓国出身の力士・龍錦を父に持つ在日韓国人2世のプロレスラー。修徳高校入学から柔道を始め、将来の大型五輪選手として期待されながら卒業後、67年に日本プロレス入り。72年に渡米する。大型ヒール「キム・ドク」として才能を開花させ、トップとなり、アメリカン・ドリームを手にする。ジャイアント馬場の策謀により76年から全日本プロレスに参戦し、ナンバー3として活躍。81年には、当時、日本マット界では掟破りとされた新日本プロレス移籍を果たし、84年に新日離脱。全日再加入を模索するも、馬場の反対によりとん挫。映画界にも進出する。現在まで、現役レスラーとして日米で活躍
原彬[ハラアキラ]
2003年『ブッチャー 幸福な流血』(東邦出版)以降、プロレスラー本を多数構成する。ハラ・ショーほか別名での著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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