毒虎シュート夜話―昭和プロレス暗黒対談

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毒虎シュート夜話―昭和プロレス暗黒対談

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198648947
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0075

内容説明

「お前は戸口じゃなくて大口だ!」カブキの毒霧に、たじろぐタイガー戸口―日米マット界の裏と表を生きた同世代の2人の「記憶」は、きれい事だけで作られた「記録」よりも濃厚な昭和プロレスの闇に染まっていた!

目次

第1夜 力道山の遺産
第2夜 全日本の闇
第3夜 アメリカン・ドリーム
第4夜 誕生「隈取りと毒霧」
第5夜 日本マット界とピンハネ
第6夜 レスラーたちの下半身
第7夜 明かされるSWSの真実
第8夜 馬場・猪木は強いのか
第9夜 三沢光晴の死から

著者等紹介

ザ・グレート・カブキ[ザグレートカブキ]
本名・米良明久。1948年9月8日、宮崎県延岡市出身。64年、日本プロレスに入門。同年10月31日、宮城・石巻市での山本小鉄戦でデビューした。団体が73年4月に活動停止すると、全日本プロレスに合流。81年に遠征先のアメリカで『ザ・グレート・カブキ』として大ブレイク。83年ジャイアント馬場に呼び戻され凱旋帰国。『毒霧』と『カブキ』は社会的ブームとなるも、日本独自の「待遇」により辛酸を嘗める。98年9月7日、IWAジャパンのリングで現役を引退。2002年10月に復帰、17年12月、後楽園ホールでの『KABUKI THE FINAL』(プロレスリング・ノア)で正式引退。現在は東京都文京区で『BIG Daddy酒場 かぶき うぃず ふぁみりぃ』を経営している。日本プロレス界きっての人格者として元・現役問わず多くのレスラーの相談相手となっている

タイガー戸口[タイガー・グチ]
1948年、東京都葛飾区出身。韓国出身の力士・龍錦を父に持つ在日韓国人2世のプロレスラー。修徳高校入学から柔道を始め、将来の大型五輪選手として期待されながら卒業後、67年に日本プロレス入り。72年に渡米する。大型ヒール「キム・ドク」として才能を開花させ、トップとなり、アメリカン・ドリームを手にする。ジャイアント馬場の策謀により76年から全日本プロレスに参戦し、ナンバー3として活躍。81年には、当時、日本マット界では掟破りとされた新日本プロレス移籍を果たし、84年に新日離脱。全日再加入を模索するも、馬場の反対によりとん挫。映画界にも進出する。現在まで、現役レスラーとして日米で活躍

原彬[ハラアキラ]
2003年『ブッチャー 幸福な流血』(東邦出版)以降、プロレスラー本を多数構成する。ハラ・ショーほか別名での著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

剛腕伝説

15
グレートカブキとタイガー戸口のフリートークを原彬が構成した1冊。酒場でカブキと戸口の話を、盗み聞きしたような感覚になって頂ければ嬉しいとの事。 まさに構成者の思惑通り、ワクワクしながらその盗み聞きを満喫した。 私のようなコアなレトロプロレスファンも知らない話が満載。 A猪木が嫌いでG馬場が好きだったが、この本を読んで馬場夫妻の所属レスラーに対する仕打ちに唖然。 しかし、プロレスラーとしての馬場の偉大さは大変なものだったと改めて実感する。 プロレス下手な猪木が馬場にジェラシーを感じるのは当然。 2021/06/09

qoop

8
日本で重用されず仕舞いのベテラン二人が業界のしがらみを離れた今、当時を語ったらどうなるか。読む前から分かっているようなものだが、まさに云いたい放題。とはいえこれでも云えないこと、文章にならないことは多いのだろうな。プロレスラーらしいサービス精神によって語られることと語られていないだろうことが彫琢される。虚虚実実の面白味を堪能した。2021/07/31

豊平川散歩

6
日米を股にかけて活躍した、超ベテランの2人の対談。思っていた以上に面白い話が満載。まだまだいっぱいネタがあるはず。長生きして語り継いでほしい。2020/11/27

まぁMJ

0
読了。 ネタは知らなければ新鮮だけどYoutubeとかで知っている話が多い。何より老人特有の話をまとめられず不要な会話を全部いれるのでちょっと苦痛。口語体なら仕方ないけど文語体にするんだから編集が割愛しても良いと思う。そして今のプロレスには悪い部分もあれば良い部分もあるのに全否定。この二人が生きた時代のプロレスも同じことを言われてきたはずだし、今のプロレスファンから見ると二人は上手いかもしれないけど退屈(特にキムドクの方は^^;)2025/03/26

siomin

0
ザグレートカブキとタイガー戸口の対談。この手のプロレスの思い出話をまとめた本を読むけど,これが格段に面白かった。とくに猪木と馬場の逸話はなかなか。日本プロレス時代に当時の幹部が好き勝手やったから猪木と馬場は団体のトップに君臨するようになっただとか,猪木は運動神経はないが人に取り入るのがうまい。逆に馬場はプロレスを知り尽くしているがウェイトトレーニングはぜんぜんやらないしかなりのケチ(これは元子夫人の影響か)。プロレスラーの思い出話は話半分に聞いたほうがいいが,この世界で生きる人は桁外れすぎる。2024/10/18

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