内容説明
競輪の旅打ちには郷愁と哀愁と未来がある。打率3割2分、回収率80%の車券術の泣き笑い、地酒と感激の食、熟女リリコや虎さんとの出会い、「木枯し紋次郎」中村敦夫さんの競輪ツアー…。馬に食わせるほどのハズレ車券と22万円の大穴車券、バンクとグルメの狭間で揺れ動く、人生の縮図のごとき1年を綴った痛快ギャンブルエッセイ―。
目次
小倉―虎さん、リリコ嬢、旦過市場の大学丼
青森―熟女の深情けを感じながら味わった馬刺しと海鮮丼
伊東―17レース中12レース的中の固め打ち、締めはうずわのたたき
いわき平―近未来バンクと被災地とメヒカリ三昧
宇都宮―22万円、12万円、カクテルバーのハシゴ
大宮―本籍地で弔い合戦、久々に歩いたオケラ街道
小田原―お城のパノラマとピザと揚げたてアジフライ
川崎―食の聖地で江川卓のライバルとの邂逅
岸和田―ダービー王のビールとおでんとだんぢり湯
岐阜―「やってまった」「外れてまった」と郡上の鮎、五平餅〔ほか〕
著者等紹介
峯田淳[ミネタアツシ]
1959年生まれ、山形県出身。埼玉大学教養学部卒。フリーランスを経て1989年、夕刊紙「日刊ゲンダイ」入社、芸能、公営競技の担当を兼任、芸能文化編集部長を経て編集委員。競輪歴40年、競輪記者歴35年で、「週刊大衆」に「車券作戦」を長期連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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