皇道日本の世界化―GHQ発禁図書開封

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皇道日本の世界化―GHQ発禁図書開封

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  • サイズ B40判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198647599
  • NDC分類 304
  • Cコード C0021

出版社内容情報

皇道とは何か。なぜ世界を皇道化すべきなのか。コミンテルン、英国、米国とは何か。戦前の知識人から見た世界と皇道の意義!戦前最大のオピニオン・リーダー徳富蘇峰。激動の世界情勢のなかで皇国日本の世界的意義と、日本人のための「日本学」の勧めを説いた本書は、戦後、GHQによって発禁処分となった。戦前戦中の日本における国際情勢判断、言論状況、世論の流れなどを理解する一級資料でもある。戦後長く続いた戦勝国史観が揺らぎ、新たな世界秩序が生まれようとしているいま、読むべき一冊!

徳富蘇峰[トクトミソホウ]
著・文・その他

内容説明

歴史の真実か、ナショナリズム扇動か。大言論人の禁書を復刊。戦後、GHQが封じた日本の「世界的意義」と日本人のための「日本学」。一級の知性が説いた文明転換と日本の本義。なぜGHQはこれを禁書にしたのか。世界秩序の転換期、いま読むべき一冊!

目次

皇道日本の世界化(大和民族は今方に本来の故郷に帰る運動を起しつつある;機運未だ熟せず;皇道世界化の理想は嘉永安政以来先覚者の間に発現 ほか)
対外的日本の発展(英国を解剖す;世界外交の一転機;防共協定の確立と日本)
対内的日本の発展(明治七十年;南京の陥落と我が国民の覚悟)

著者等紹介

徳富蘇峰[トクトミソホウ]
明治・大正・昭和にかけて活躍した言論人、歴史家。1863年(文久3年)、熊本藩の郷士で横井小楠に師事した徳富一敬の長男として生まれる。本名は徳富猪一郎。熊本洋学校に学び、14歳で同志社英学校に入学、新島襄の教えを受ける。1887年(明治20年)、民友社を設立、『国民之友』を発行。一方で文筆家たちの会合「文学会」を発会。1890年(明治23年)には国民新聞社を設立、『國民新聞』を創刊。1911年(明治44年)に貴族院勅選議員に任じられる一方で、日本の正しい歴史を残すための『近世日本国民史』を執筆、1923年(大正12年)には同作品により学士院恩賜賞を受ける。1931年(昭和6年)の満州事変以降は日本のナショナリズムを称揚し、挙国一致を訴えた。1942年(昭和17年)に日本文学報国会を設立し会長に就任。また同年に設立された大日本言論報国会でも会長に選任された。翌1943年、文化勲章受章。1945年(昭和20年)のポツダム宣言受諾に反対し、終戦後はGHQよりA級戦犯容疑をかけられたが、後に不起訴。公職追放処分を受け、貴族院議員などの公職を辞任、熱海で蟄居の身となった。1957年(昭和32年)逝去。享年94歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ohe Hiroyuki

2
近代を生き抜いたジャーナリスト(國民新聞主宰者)による講演録である。復刊された一冊。▼本書は、主に著者の英国分析と共産主義に対する対策(防共)を説く内容が中心になっている。▼言説はやや個性があるものの、現代を生きる我々にとっても生き生きとして映り、賛否を述べて、今の国際情勢を論じるのにも有用である。▼本書を一読するとイギリスは大した国という感想を持つ次第である。なお、よくよく読むと誰か恐れているかのように思える一幕もある。当時の世情もうかがえる一冊となっている。2019/09/26

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