出版社内容情報
「東京五輪2020」の巨大利権に暴力団は食い込めるのかーー宮崎学と竹垣悟がヤクザの今を暴く!2020年『東京五輪』。開催に向けて暴力団排除がますます進む中、国家規模の超巨大イベントから滴る甘い汁をヤクザは啜(すする)ことができるのか――――初代竹中組、中野会、初代古川組で極道黄金期を生きた侠が、「黒い利権」の一部始終と「今」を明かした!
竹垣悟[タケガキサトル]
著・文・その他
宮崎学[ミヤザキマナブ]
著・文・その他
内容説明
超巨大イベントから滴る甘い汁を彼らは啜るのか。初代竹中組、中野会、初代古川組で極道黄金期を生きた侠が、「黒い利権」の一部始終と「今」を明かした!
目次
第1章 日本近代化の「裏」と「表」(治安維持と暴力;闇市の混沌で生きるために ほか)
第2章 東京五輪’64とバブル前夜(近代日本を作ったのは「日陰者」だ;ヤクザと五輪 ほか)
第3章 経済と武闘の殺戮史(“金”侠道へと堕す;弾よりコメを運べ ほか)
第4章 災害支援と暴力団(社暴は共存できるか;悪事の浄財と誹謗されたとしても ほか)
第5章 公共事業とヤクザ―東京五輪2020(黒い労働者たち;雇っても飛んでしまう ほか)
著者等紹介
竹垣悟[タケガキサトル]
1951年生まれ、兵庫県姫路市出身。元義竜会会長。渡世の所作を四代目山口組・竹中正久組長より学ぶ。初代竹中組組長秘書、のちに竹中武組長の下で若頭補佐、中野会若頭補佐、古川組舎弟頭補佐を歴任。2005年に二代目古川組の盃を拒否して破門処分となり、カタギとなる。現在は暴力団員の更生を支援するNPO法人「五仁會」代表。任侠道の新たな形を模索し、清掃活動や学童の通学援助などで地域社会に貢献する他、執筆、新聞・テレビなどのコメンテーターとして活躍中
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年、京都府生まれ。早稲田大学中退。父は伏見のヤクザで土建業を営む寺村組組長。早稲田大学在学中は学生運動に没頭し、共産系ゲバルト部隊隊長として名を馳せる。週刊誌記者を経て実家の建築解体業を継ぐが倒産。84年からの「グリコ・森永事件」では、犯人のキツネ目の男に酷似していたことから、最重要参考人「M」として事情聴取を受ける。半生を綴った、衝撃のデビュー作『突破者』は15万部の大ヒットとなる。以後旺盛な執筆・言論活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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