“新しい「好き」”が生まれる場所へ僕たちが舵を切った日々のこと。―「函館蔦屋書店」ができるまで

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198647278
  • NDC分類 024.118
  • Cコード C0034

出版社内容情報

地方創生のカギはコミュニティー作りにある! 函館になくてはならない存在となった蔦屋書店のスタッフ奮闘記2013年12月5日にオープンした函館蔦屋書店。地元の人々が先生となってワークショップやイベントが毎日行われ、人と人が出会い、好きを媒介につながっていくコミュニティーの場となった。地方創生が叫ばれて久しいが、本書は函館蔦屋書店が生まれる前から、地元になくてはならない存在となるまでの活動を追った、地方創生における商業施設のあり方を示すものである。

梅谷知宏[ウメタニトモヒロ]
著・文・その他

内容説明

2013年12月、北海道・函館市に一軒の本屋が生まれた。彼らは本屋をつくるよりも前に、その街で友だちを100人つくった。友だちはそれぞれに小さなコミュニティを芽吹かせ、街の人々が大切にその芽を育て、年間1500近いコミュニティイベントが開催されるようになった。―本屋と街の人々がコミュニティを共創していく、活動記録。

目次

プロローグ “片道切符”を握りしめて
第1章 アマゾンにではなく、函館に針路を取れ
第2章 コミュニティの帆を高く揚げよう
第3章 友だち100人できるかが浮沈の鍵だ
第4章 行動展示:「函館蔦屋書店」に集う人々の肖像
第5章 “新しい「好き」”が航海の羅針盤
エピローグ 寄港地の風景

著者等紹介

梅谷知宏[ウメタニトモヒロ]
函館蔦屋書店株式会社代表取締役社長。株式会社蔦屋書店代表取締役社長。株式会社北海道TSUTAYA代表取締役社長。株式会社TSUTAYA常務取締役。株式会社札幌ブックセンター代表取締役社長。1970年、奈良県生まれ、1991年カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社。1999年、北海道営業部配属となり、以来、北海道勤務が続く。2013年、函館蔦屋書店株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。同年、函館蔦屋書店をオープンさせる。現在は、全国の蔦屋書店を統括する株式会社蔦屋書店の代表取締役社長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobu23

8
函館の蔦屋書店を作り上げた社長(CCCの子会社)の、立ち上げから現在に至るまでを書いた書籍。 従来の店舗とはどう違うのか、といった哲学を中心に描かれている。 本来は主要な内容を書く予定だったスタッフが辞めてしまった関係なのか、現場感は少なめ。 コロナ禍前なので現在ではどうなったのか気になる。2022/11/21

7
函館蔦屋の話と思ったら、それを事例としてあげている地方都市の持続可能なコミュニティデザインと商売を同時に成り立たせてしまった日本の地方都市のあり方への問題提起の本だったでござる。とにかく夢中で読みました。2020/02/01

nop

2
一つの大きな物語のような語りを通して、空間と仲間、コミュニティについて学ぶ。友達100人計画と、それに理論をつけて説得力を持たせる(厳密には違ったけど)ところがツボでした笑 一つの空間をその地域の特性を考慮し、どうやっていろんな人が気軽に、はたまた特別な空間、として捉えるか。コミュニティという空間・場所を作ることは一見シンプルそうに思えても、実際それを自分が利用するかどうかと考えてみれば「なるほど違うわな」と納得することが多かったです。地方の魅力を生み出していくという点で、とても参考になりました。2021/01/14

あやほ

2
偶然、図書館で見つけて読了。 函館蔦屋書店ができるまでに考えたことや行動したことが記されていた。 モノを消費するのか、コトを消費するのかという考え方が参考になった。 コーヒーをモノとして消費すると飲める量は半分になる。でも、コトをとして消費するなら飲んでいる時間を楽しんだり共有したりできる。2019/09/29

deerglove

2
函館蔦屋書店がなぜ好調か。ここまで丁寧にコミュニティ作りを意識していたとは知りませんでした。友達100人計画もいいですね。(当事者の離職は残念ですが)このような施設が欲しいと思っている自治体も多そうですが、本書を読んで、箱だけマネしても意味がないと肝に命じておいたほうがよさそうです。2019/04/27

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