タイコたたきの夢

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タイコたたきの夢

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 16X22cm
  • 商品コード 9784198646639
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

よりよいくにとくらしをもとめて、タイコたたきたちは果てしない旅に出た…。絵物語の名手チムニクの名作、復刊第ニ弾。ある日、ひとりの男が町の通りをねりあるき、タイコをたたいてさけびだした。「ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!」。町の人びとは、平和な町をおびやかすタイコたたきを捕らえようとしたが、タイコたたきの言葉はしだいに広がり、ついに、町じゅうでタイコの音がひびくようになった。タイコたたきたちは、よりよいくにとくらしをめざして町を出た…。『熊とにんげん』の著者チムニクによる絵物語、復刊第ニ弾。

ライナー・チムニク[ライナーチムニク]
著・文・その他

矢川澄子[ヤガワスミコ]
翻訳

内容説明

ある日、ひとりの男が町の通りをねりあるき、タイコをたたいてさけびだした。「ゆこう どこかにあるはずだ もっとよいくに よいくらし!」町の人々は、平和な町を乱すタイコたたきを捕らえようとしたが、タイコたたきの言葉はしだいに広がり、ついに、町じゅうでタイコの音がひびくようになった…。『熊とにんげん』『レクトロ物語』などで知られる、絵物語の名手ライナー・チムニクの復刊第二弾。小学校低・中学年~。

著者等紹介

チムニク,ライナー[チムニク,ライナー] [Zimnik,Reiner]
1930年、現在はポーランド領となっているオーバーシュレージエンに生まれる。ミュンヘンの美術学校に在学中の二十四歳の時に、デビュー作『熊とにんげん』(徳間書店)を発表、大きな話題を呼ぶ。絵本作家としても活躍している。ミュンヘン在住

矢川澄子[ヤガワスミコ]
1930年、東京に生まれる。東京女子大学英文科卒、学習院大学独文科卒、東京大学文学部美学美術史学科中退。作家・詩人・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

31
チムニク、深い。深すぎる。これは児童書ではなく、大人にこそ読まれるべき物語だ。夢(今より良い暮らし)を求めて現実社会を否定した大勢の人々。互いに「兄弟よ、」と呼びながら団結を強めていく。だが、自然の過酷さや人間の不寛容さの前に力を失っていく。チムニクは読者に何を考えさせようとしたのか? 本当に、深い物語だ。まだまだチムニクを追いかけたい。2019/03/20

モリー

31
良い国、良い暮らしがどこかにあると思いたくなるのは子供も大人も同じだろう。転職してきた同僚が前に勤めていた会社より今の職場の方がブラックだと言っていたのを又聞きしたことがある。この本に登場する太鼓を打ち鳴らす男たちは、現状の暮らしに疑問を抱き、理想の場所を求める人々の象徴だろうか。彼らは、時に戦いながらも理想の地を求め続ける。しかし、実り多き土地も金が大量に産出する土地も彼らの望む国にも暮らしにもならなかった。最後に辿り着いたのは彼ら自身も忘れてしまった彼らの故郷だった。しかし、受け入れてはもらえない。→2018/10/29

まる子

24
ある町でそれぞれが富む者、貧しい者が住んでいた。ある日、一人の男がタイコをたたきながら「ゆこう、どこかに あるはずだ もっとよいくに、よいくらし!」と歩き、タイコの音と人が次第に増えてこの町を出て行った。夏が来ない、日照り続き、崖と、彼らがいう「よい国」「よい暮らし」とはなんだろう?地球がまるいという事は戻り戻る事。ラストになるほど💡「今より良い」を求めたくなるのは人間。「今あるもの」で満足する事も必要。児童書だけど大人でも答えは難しいかも。2025/04/24

九月猫

23
お借りしたもの。 「ゆこう、どこかに あるはずだ もっとよいくに、よいくらし!」ある日、タイコをたたきながら男が叫ぶ。富める者も貧しい者もなにがしかの不満を持ちながら、けれど平穏にそれぞれの暮らしに満足している小さな町で。タイコたたきに加わる人が増え、とうとう町から旅に出る。増えたり減ったり、はてのない旅のはて。たどり着いた美しい町は……。次の朝、ひとりの男が叫び出す。タイコをたたきながら。 なんだかそら恐ろしいお話だった。小学校中級以上対象とあるが、この衝動は大人でも説明が難しいかも。2024/02/07

れっつ

23
金持ちも貧乏人も一つ屋根に暮らす村があり、人々はみな、物事はなるようにしかならない、と思っていた。ところがある日、1人の男がタイコを叩きながら、もっと良い国良い暮らしを求めて行こう、と街を練り歩いた。すると彼を見た人々にそれが伝染し、気づけば大勢でタイコを叩いて、いろんな道具を手に、仲間を増やしながら街を離れて行くのだが…。…話の内容、展開、挿絵、その全てに教訓があり前面に出ている気がした。ラストも、何だかソラ恐ろしい雰囲気。作者・チムニクの伝えたかった思いや意図を探ってみたくなるような作品だった。 2018/10/23

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