出版社内容情報
戦国時代の始まりである、関東で起こった享徳の乱と長享の乱。下剋上の元祖ともいえる混乱と、太田道灌や北条早雲の活躍を解説。歴史の隙間になりがちだった室町時代後期は戦国時代へと向かう歴史的ターニングポイントである。応仁の乱はそのエポックメイキングであるが、実関東地方で起こった享徳の乱こそ、戦国時代への幕開けの事件であった! 本書では享徳の乱とその4年後に起きた長享の乱を、地図や表を用いながら、わかりやすく解説していく。なぜ、今川家や北条家が戦国大名として台頭したか、上杉謙信が関東管領にこだわった理由、太田道灌の出自の謎などがわかる!
水野大樹[ミズノヒロキ]
著・文・その他
内容説明
室町後期に関東で繰り広げられた鎌倉公方VS関東管領の争い。それは横軸で見れば、西の幕府VS東の守護武家の争いであり、縦軸で見れば室町幕府VS鎌倉幕府の争いでもあった!天皇家、将軍家、武家が参入し、下剋上を生み、さらなる混沌、戦国時代へと突き進んでいく…。
目次
第1章 享徳の乱前夜―当時の関東地方の状況を知っておく(享徳の乱が起こった時代背景を探る;享徳の乱の中心的存在、鎌倉公方、関東管領とは? ほか)
第2章 享徳の乱勃発―全国に先駆けて関東が戦国時代に突入(鎌倉公方・足利成氏が関東管領・上杉憲忠を誅殺!;「分倍河原の戦い」で成氏軍が勝利 ほか)
第3章 享徳の乱の終息―長尾景春の乱と太田道潅の活躍(上杉氏憲の子で幕府のキーマン犬懸上杉教朝が自害;関東管領・上杉房顕が五十子で陣没 ほか)
第4章 長享の乱勃発―両上杉家の対立と北条早雲の登場(28年ぶりの平穏「長享の乱」前夜;主君・扇谷上杉定正が太田道潅を殺害! ほか)
著者等紹介
水野大樹[ミズノヒロキ]
1973年、静岡県生まれ。青山学院大学卒業後、出版社勤務を経て歴史ライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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