出版社内容情報
戦国の混乱期を駆け抜けた天才絵師、狩野永徳。織田信長を感嘆せしめた「唐獅子図屏風」誕生秘話を活写する、絵師小説の決定版!「貴様に絵を頼みたい」。織田信長からの依頼は、計百枚にも及ぶ安土城障壁画だった。信長の機嫌を少しでも損ねたら、自分の首が飛び、家が絶えかねない。狩野派の行く末を案じ逡巡する永徳だったが、すべてを捨てて安土に向かうことを決意する。一世一代の大仕事。己の魂を筆にのせた迫真の絵は、覇王を納得させることができたのか? 天才絵師の孤独な闘いを描いた、絵師小説の決定版!
谷津矢車[ヤツヤグルマ]
著・文・その他
内容説明
「この絵で信長を殺す」計百枚に及ぶ安土城障壁画の依頼―。すべてを投げ打ち、狩野派の巨人が覇王に挑む!絵師小説の決定版誕生!
著者等紹介
谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒。2012年、「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2作目『蔦屋』で評判を呼び、若手歴史時代小説家として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mint-s
66
絵師、狩野永徳と織田信長の真剣勝負。己以外の全てを我が下におき、わしの天下を彩る花となってもらう、と言ってのける信長。その信長から安土城本丸の障壁画を依頼された永徳は命をかけて挑む覚悟を決める。絵師としてしか生きられぬと気づいた永徳が憑かれたように絵を描くうちにだんだん人ではなくなっていくような凄みを感じました。2019/10/03
keroppi
50
「洛中洛外画狂伝」の続編で狩野永徳と信長の対峙を中心に描く。前作は絵に向かい合う永徳の姿が魅力的だったのを覚えている。前作から随分経ってしまったが、信長のパワーにも負けず唐獅子を描く永徳の姿に惹かれた。長谷川信春(等伯)との確執も描かれ、さらに続きを読みたくなった。2018/04/28
ren5000
33
前作の「洛中洛外図狂伝」がすごく面白かったという印象があったので手に取ってみた。この時代の著名な絵師というのは現代と比べると役割が重く命がけということがよくわかります。続編の永徳はすでに天下一の絵師になっていたのでトップであり続ける苦悩が描かれていたけどやっぱりそこに至るまで前作の方が面白かったかな。2019/01/29
真理そら
31
『洛中洛外~』から年を経て永徳もやゝ狷介な芸術家肌に変化している。が、こういう永徳も魅力的だ。長谷川等伯や妻への感情がじっくりと描かれていたのが良かった。海北友松や山楽なども登場し、この時代の政治・覇権争いなどと絡ませながら楽しく読めた。2018/04/30
星落秋風五丈原
29
「洛中洛外図狂伝」続編。前作で義輝と共に絵を描いた永徳が対峙するのは信長。信長との対決があっさり感があってそれまでもりあげたのにああこんなもの?という感じ。2021/08/12




