出版社内容情報
北朝鮮の暴走、中国の権力闘争、ロシアの牽制、アメリカの決断、そして日本は? 2018年、緊迫の世界経済と国際情勢を読む!
内容説明
北朝鮮暴発、中国の侵略加速、欧米動乱…世界秩序は完全崩壊、新たな国難が日本を襲う。繁栄か没落か、日本最大の分岐点がやってくる!
目次
プロローグ 2018年日本を襲う新たな国難
第1章 「グローバル化疲れ」した世界で始まる歴史の大転換
第2章 欧米の大混乱がまもなく日本を襲う
第3章 偽りの景気回復の裏で進む日本貧困化
第4章 主権を喪失した国民を待ち受ける屈辱の未来
第5章 二つの「壁」を打ち破り繁栄に向かう日本
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
経世論研究所・所長。1969年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業等数社に勤務した後、中小企業診断士として独立。大手インターネット掲示板での、韓国経済に対する詳細な分析が話題を呼び、2007年に『本当はヤバイ!韓国経済』(彩図社)を出版、ベストセラーとなる。以後、立て続けに話題作を生み出し続けている。データに基づいた経済理論が高い評価を得ており、デフレ脱却のための公共投資推進、反増税、反TPPの理論的支柱として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だろん
10
健全なナショナリズムとは、すなわち「きずな」である! これは言い得て妙でした。 憲法改正も喧しくなってきた昨今だが、改正のどさくさに財政均衡条項をこっそり条文化してしまおうとする動きもあるようですから要注意ですね。 しかし、竹中時代の植草一秀氏といい、与謝野3大臣兼務時代の高橋洋一氏といいこの度の三橋貴明氏と、財務省の亡国政策に正論で声高く警鐘をならすオピニオンリーダーたちがことごとく社会的な大小のダメージを被るスキャンダルに…不思議です。2018/03/10
やす
9
著者の逮捕があり、なかなか読めずにいたが手元に置いて放置しても仕方ないので一気読み。 プライマリーバランスの黒字化と憲法9条という二重の足枷が日本の主権行使を阻害していると。なぜ、保守的反グローバリズム(フランスの国民戦線やオーストリア自由党)が 日本で土壌形成されないのか。著者は日本がまだ欧州のように「グローバル疲れ」していないからだと指摘する。人口爆発のアフリカ大陸からの流入抑制は至難の業。東欧諸国は移民受け入れに否定的でもEUの協定に縛られ続ける中、日本はグローバリズムまっしぐら。竹中先生万々歳2018/02/10
トラ
5
興味深く読みました。個人的に、安倍政権については是々非々でみる立場なのですが、こういう批判的な目線も必要なのだなと実感しました。それも、きちんとデータに基づいたものならなおさら。一部、文章が感情的になりすぎていたきらいもありますが、それを差し引いても一読の価値はあると思います。というより、財務省は本当に何を考えているのやら……。2018/01/20
いっしー
3
テロや犯罪が深刻化している欧米と比較し問題が少ないと思われている日本が、実はどんどん悪い方向に向かっているのが分かり、気分が悪くなった。移民労働受け入れが盛り込まれた法案が可決されるなど大切な事をあまり伝えないマスコミもひどい。人材派遣会社が栄えて日本が衰退するなんて笑えない話だ。安全保障や医療こそ利益を追及しない政府の大事な役目だと感じた。また忙しさにかまけてあまり新聞とかを読まず、自分で考えなかった事を反省。 毎年恒例の20xx年シリーズ、今回も読んで良かった。2017/12/30
takashi
3
「市場原理を取り入れれば、『サービス』『コスト』等々、全て問題は解決する。」と国会で演説した総理がいましたが、実際は全く逆の結果となりました。 郵便局の場合。 夜間配達配送などのサービスの向上が、全く見られません。 あまつさえ、『人手不足』を理由に、配送料が下がるところか、上がる始末です。 なのに配達の人たちの待遇が改善されず、むしろ悪化しています。 つまり、中抜きをして儲けている人達が、いるのです。 この国には、『銭』を独占して、経済を悪化させている『売国奴』が、この世に多すぎます。2017/12/08