長谷川慶太郎の大局を読む〈2018〉

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198645014
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

反動化する2018年。冷静な判断力を戦中戦後の激動期を生きた国際エコノミストに学べ

内容説明

3人のアナクロニストと1人の核信者に引っ掻き回される世界秩序。

目次

第1章 沈没寸前トランプ丸の針路が見えた!!(トランプ大統領が生き残る条件;オバマケア撤廃をなぜできない!! ほか)
第2章 安倍政権の命運を占う(国際社会を意識した政治と外交;支持率が急落した安倍内閣 ほか)
第3章 拡大する「金融&分裂」危機の欧州(EU離脱でジリ貧のイギリス;政権が代わっても改革が遠いフランス ほか)
第4章 毛沢東になって習近平は何を目指す(資本流出と企業経営への共産党の介入;共産党大会に向けて独裁体制を固める習近平)

著者等紹介

長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年独立。1983年『世界が日本を見倣う日』で、第3回石橋湛山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たんかれ~

30
トランプ大統領の保護主義は必ず限界がくる。自由主義への方針転換か辞任か。筆者のTPP推進、デフレ継続、原発稼働容認は長年変わらない主張。情報整理のために毎年読ませて頂いてます。2017/11/10

T坊主

12
1)中国はネット通販によって自分の意志で自由に選択できるという資本主義の楽しさを知った民衆は、いずれ共産党が如何にネット監視を行っても基盤を揺さぶる状況にいずれはなっていく。2)原発停止により年間4兆円の化石燃料コスト増加(消費税2%分)が国外に流出。3)人が減っていく地方に税金を投じることは税金の無駄使い、3大都市圏を牽引車とする経済構造の国家へと転換を。2018/05/15

ヴァン

10
久しぶりに読んだ長谷川慶太郎氏の予測本。トランプ大統領就任を予測した著者は、今回もアメリカファーストの保護主義から、トランプ大統領が路線変更してグローバリズムへ復帰すると説く。またそうならなければ辞任するだろうと予測する。また、将来的には自衛隊がNATOに参加することで日本が経済力に見合う軍事的貢献のバランスをとることがこのましいと提言する。いつもどおり明確な主張で文章も読みやすい。この時期に読むには楽しみな一冊である。2017/11/06

マッピー

6
この手の本は勧められたとき以外に手に取ることはないのだけど、今の日本や世界を分析した本としては優れた本だと思う。ただし同じ分析結果を見ても、それをどう判断するかはまた別の話。どうも私は彼と意見が合う気はしない。わかりやすかったのはインフレとデフレの話。戦争をするとインフレになる。平和が続けばデフレになる。だからこの平成のデフレ不況を脱却するためには、戦争に参加して軍事貢献と経済貢献をすればいい。好きか嫌いかと言われればやっぱり嫌いだけど、世の中を知る役には立つかな。2018/01/21

yamamiki

6
毎年恒例となっている長谷川慶太郎氏の予測本です。大変読みやすく、説得力があるので毎年読ませてもらってます。氏は高橋亀吉、石橋湛山の流れを汲む経済エコノミストと呼ばれており現場観察並びに各種統計資料から氏独自の視点でもって予測を的中させていきます。今回も長谷川氏の言説は大変歯切れよく、大概は成程と納得できることが多いです、でも2点ほど、どうかな、と思えるところもありました。1点目は、日銀が国債を500兆円ほど買い取り、溜め込んでるということを危惧されており、そこから消費税UPを是とする流れに至っている→続く2017/11/26

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