出版社内容情報
一見ユーモラスに見えるけれど、おこりっぽく、激しいけんかをするカバ。野生のカバの親子の姿を追う写真絵本です。水のなかで生まれたカバの赤んぼうは、30秒ごとに水面にあがって息つぎをしながら、けんめいにお乳を飲みます。2週間ほどして、こどもが母親のにおいをしっかり覚えると、母親は、こどもをつれて、もといた群れに戻ります。群れは1頭のオス、10数頭のメスとそのこどもたちからなります。なわばり意識が強く、オス同士のけんかでは、口を大きく開け、フンをたっぷりまきちらしたほうが勝ち、という、ユニークなカバの生態にせまる写真絵本。
ガブリエラ・シュテープラー[ガブリエラ シュテープラー]
南ドイツ出身の女性動物写真家。1989年からフリーランスの動物写真家として活動。国際的写真賞である最優秀ワイルドライフ・フォトグラファー賞、ネイチャー・ベスト・インターナショナル・フォトグラファー、アグファ・マイルドライフ、環境賞など、国際的な賞を多数受賞。
たかはしふみこ[タカハシフミコ]
横浜生まれ。上智大学とミュンヒェン大学でドイツ文学を学ぶ。ゲーテ・インスティトゥート東京および上智大学非常勤講師。翻訳家。訳書にシュトルム『白馬の騎手』(論創社)、『新版クレーの日記』(みすず書房)、「サバンナを生きる」シリーズ(徳間書店)など。
内容説明
昼は水のなか、夜は陸の上ですごすカバ。東アフリカの大地を力強く生きるカバの親子の姿を、迫力ある写真でじっくりと紹介。数々の賞を受賞した野生動物写真家による迫力あふれる写真絵本。野生動物のこどもたちの姿を生き生きととらえ、その生態をくわしく解説。小学校中・高学年~。
目次
1 水中の戦い
2 カバの赤んぼうが生まれる
3 夜は平原へ
4 川は大さわぎ
著者等紹介
シュテープラー,ガブリエラ[シュテープラー,ガブリエラ] [Staebler,Gabriela]
ドイツ南部に生まれる。1989年から雑誌に、野生動物の写真や文章を発表。写真展やワークショップの開催、講演会、ラジオやテレビへの出演など幅広く活躍。最優秀ワイルドライフ・フォトグラファー賞、ネイチャー・ベスト・インターナショナル・フォトグラファー賞、アグファ・ワイルドライフ環境賞など、国際的な賞を多数受賞
たかはしふみこ[タカハシフミコ]
高橋文子。横浜に生まれる。ゲーテ・インスティトゥート東京および上智大学非常勤講師。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。