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きまぐれ星からの伝言

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198642204
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0095

出版社内容情報

想像力とはこういうものさ! 星新一の書籍未収録のエッセイ・インタビューなどをふんだんに収録したバラエティブック。星新一生誕90周年記念バラエティブック!
子供から大人まで楽しめる名作ショート・ショートを1000篇以上発表し、累計出版数が5000万部を超える星新一。
埋もれた傑作短篇から、初めての翻訳、未収録のエッセイ・インタビュー・対談などの単行本未収録のものに加え、新鋭&ベテラン作家による作品解説も収録。
SF的発想が一般化した今だからこそ分かる、星新一の〈想像力〉のすごさが詰まった1冊です。

星新一[ツギハギプラネット]
ショートショートという小説ジャンルを開拓・確立し、著作の累計は5000万部を超えている人気作家。1926年生まれ、1997年没。今年は生誕90周年、来年は没後20年となる。1957(昭和32)年、日本最初のSF同人誌「宇宙塵」の創刊に参画し、1001編を超す作品を生み出したSF作家の第一人者。SF以外にも父・星一や祖父・小金井良精とその時代を描いた伝記文学などを執筆している。著書に『ボッコちゃん』『悪魔のいる天国』『マイ国家』『ノックの音が』など多数。かつてはシャレた大人の読み物とされ、一部ではハイブロウ過ぎるとも言われていたが、いつしか小中学校の教科書や児童書として多用され、子供たちのための小説の面白さの入門篇ともなっている。

内容説明

星新一生誕90周年。小説・エッセイ・翻訳・インタビュー・対談・講演エトセトラ。初収録たっぷり、バラエティブック。書き下ろし、ベテラン&新鋭作家による星作品解説つき。

目次

第1章 エッセイ1
第2章 小説
第3章 作品解説
第4章 翻訳
第5章 エッセイ2
第6章 インタビュー・講演録・アンケート
第7章 対談・鼎談
第8章 お便り
第9章 メッセージ―日本SF大会プログラムブックより

著者等紹介

星新一[ホシシンイチ]
1926年、東京生まれ。日本最初のSFグループ「科学創作クラブ」発足のメンバーとして、同会の会誌「宇宙塵」2号に発表した「セキストラ」が商業誌「宝石」に転載されて、1957年デビュー。以降はSF、ファンタジー、ホラー・ミステリと多彩な作品を発表。1963年に結成された日本SF作家クラブの初代会長に1976年就任(それ以前は事務局長のみ)。「ショートショートの神様」とも称される。1968年に作品集『妄想銀行』(および過去の業績)で日本推理作家協会賞受賞。1997年に71歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

171
星新一さんに絡むアンソロジーです。「まるごと星新一」という感じで、エッセイ、小説、星さんの書かれた書評、翻訳、アンケート、対談・鼎談などなどがおさめられていて、星さんの作品の好きな方は是非読まれるといいと思います。全体でおぼろげながら星さんの人物像が明確になっていくような気がします。とくに鼎談は小松左京、筒井康隆諸氏とのもので贅沢な感じです。星さんの短編を読みながら時たまこの本をちょっとづつ読んでいくということでもいいと思います。2016/10/21

おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄)

38
やっぱ「ボッコちゃん」星新一自身も特別な作品と言ってたがやはりそらそうよ。この魅力がわからない人の事がわからない。たとえ他のみんなが魅力がわからずそんな事をいうのが世界で私一人になっても前人未到の超傑作!と声高々に言い続けるだろうな。2016/12/21

そうたそ

35
★★★☆☆ 編者によって星新一氏のエッセイ・雑文・ショートショート他が収められた一冊。ある意味ではマニア向けの一冊ともいえるかもしれないが、元々星新一の作品自体が読者を選ばない性質のものなので、これを機に星新一を読むという人がいても全く問題ないだろう。SF御三家といわれる三人による賞の選考会での対談が収められているのは面白い。この三人に選んでもらえるなんて何と豪華なメンバーなことか。様々な面から星新一の考え方を知ることができる一冊でもある。それを踏まえた上で読むショートショートはまた別の面白さあり。2016/10/06

くさてる

24
星新一ファンならば楽しめること請け合い。やはりこのひとはとてつもなく特別で、オリジナルで、愛らしい視点と諦念にも似た冷たさを持っていたひとなのだと思います。だからこそあの作品たちを書けたのだろうなということを感じました。個人的にいちばん面白かったのは、やはりまだ16歳の新井素子を見出した新人賞での発言。筒井康隆も小松左京も気づけなかった彼女の才能(そしておそらくは彼女が代表とされた新しい少女文学の可能性)がはっきりと星新一には見えていたということです。収録されている短篇もベストセレクションで楽しめました。2017/01/11

kokada_jnet

24
林敏夫氏(「エヌ氏の会」代表)による1976のインタビューが、星新一の他の本にほぼ出てこない話題満載で面白い。『別冊新評』初出ということだが、まったく読んだ記憶がない。『キャッチ=22』を評価していて、『キャッチ=22』のような本を書きたいと言っていたとは。2017/01/06

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