出版社内容情報
迫真の絵が魅力的な、中国を舞台にした絵本。家族を助けるために挑戦する少年の感動作。昔、三つの高い山に囲まれた谷に小さな村があった。ある時、崖崩れで畑が埋まってしまい、村人たちは村を出ていってしまうが、ある家族だけが残った。この家族に男の子が生まれた。名前はサン。サン一家は、毎日高い山を越えて畑仕事に向かう。けれど、あまりの大変さにサンの両親は疲れきってしまう。そこでサンは、自分が山を動かす決意をする。毎日山を削っていくサンが、はたして山を動かすことはできるのか…?壮大なスケールで描いた挑戦の物語。
チェン・ジャンホン[チェンジャンホン]
生まれ育った中国からパリに移住し、中国の伝統的水墨画の手法を用いた迫力ある絵が高く評価され、画家として成功を収める。絵本『この世でいちばんすばらしい馬』『ウェン王子とトラ』など欧米各国で翻訳出版され好評を博している。
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業。中央大学大学院修了。中央大学講師、フランス文学翻訳家。絵本の訳書に『たったひとりの戦い』『オオカミと石のスープ』『こわがりのかえるぼうや』『この世でいちばんすばらしい馬』『ウェン王子とトラ』『ハスの花の精リアン』(徳間書店)、『水曜日の本屋さん』『いつか、きっと』『ことりのギリ』(光村教育図書)など。
内容説明
むかしむかし、三つの高い山にかこまれた谷間に、ある一家が暮らしていました。一家の畑は、山のむこうにありました。ですから、毎日、高い山を越えて畑へ行かなければなりませんでした。そんな暮らしに疲れはてた、おとうさんとおかあさんをみて、小さなサンは、立ち上がりました。「ぼくが、山を動かしてみせる」サンは、毎日つるはしで、山をけずりはじめました。そんなある日…?小さな男の子の、ひたむきな挑戦が、おもいがけない結末をよぶ不思議な物語。5さい~
著者等紹介
チェンジャンホン[チェンジャンホン]
陳江洪。1963年中国の天津生まれ。北京の中央美術学院を卒業後、87年パリに移住。中国の伝統的水墨画の手法を用いた迫力ある絵が高く評価され、画家として成功を収める。96年に絵本作家としてデビュー。ヨーロッパ各国やアメリカでも翻訳出版され、好評を博している。絵本に、ドイツ児童図書賞、産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞した『この世でいちばんすばらしい馬』(徳間書店)など
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業、中央大学大学院修了。中央大学講師、フランス文学翻訳家。『オペラ座の怪人』(光文社古典新訳文庫)で第21回日仏翻訳文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ルピナスさん
ぶんこ
tokotoko
クリママ
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。