出版社内容情報
いい小説には、人を変える力がある。警察ミステリーで人気の著者が、小説の持つ豊穣な魅力を描き尽くす!
編集者・黒島郁生は、かねてから愛読していた若き女流小説家・結城日向子の担当者となった。打ち合わせ、取材旅行、執筆、原稿直し。二人はまさに二人三脚で作品を作り上げてゆく。原稿をあるべき姿に近づける中、黒島は特別な感覚を覚える。この作品には、小説が持つもっとも大切な何かがある。ついに刊行の日を迎え、黒島は日向子に、編集者としての枠を越えた思いを抱いていることに気づく。そしてもう一つ、別の思いも抑えられなくなっていた……。
【著者紹介】
1970年、岩手県釜石市鵜住居町生まれ。2000年『雨の鎮魂歌』でデビュー。『フェイスレス』『スカイハイ』などの《警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結》シリーズ(中公文庫)が話題に。現在は《クラン》シリーズが好評。その他の著書に『封じられた街』『十方暮の町』などがある。
内容説明
編集者・黒島郁生は、かねてから愛読していた若き女流小説家・結城日向子の新しい担当者となった。打ち合わせ、取材旅行、執筆、原稿直し。二人はまさに二人三脚で、日向子が挑む初めてのジャンルであるミステリー『サクラメント』を作り上げてゆく。俺ならこの人の力になれる。原稿をあるべき姿、「正解」に近づけてゆく作業の中で、黒島はかつてない特別な感覚を覚える。この作品には、小説が持つ、もっとも大切な何かがある。すべては小説のために―。黒島は編集者として、できる全てをやり尽くす。ついに刊行の日を迎え、黒島は日向子に、編集者としての枠を越えた思いを抱いていることに気づく。そしてもう一つ、別の思いも抑えられなくなっていた…。警察ミステリーで人気の著者が、小説の持つ豊穣な魅力を描き尽くす!書下し。
著者等紹介
沢村鐵[サワムラテツ]
1970年、岩手県釜石市生まれ。2000年『雨の鎮魂歌』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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