出版社内容情報
資本主義はなぜ崩壊の危機にあるのか。社会を分裂させ、対立を引き起こす現代経済学の弱点を示し、新たな経済の道を示す。
これから経済を勉強したい人はもちろん、身の回りの経済事象の本質を知りたい人に最適の一冊! いまなぜ資本主義は崩壊の危機にあるのか。巨大格差、移民問題の何が問題なのか。決算粉飾などの企業モラルの低下はなぜ起こるのか。経済は対立や紛争をいか世界に生み出してきたのか。グローバル化はなぜ人々を不幸にするのか……。ノーベル経済賞受賞のスティグリッツ教授が、既存の経済学の誤りをわかりやすく示し、新たな経済の枠組みを説く。
【著者紹介】
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、プリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。行動する経済学者として、世界を巡りながら経済の現状を取材し、市場万能の考え方を強く批判している。
内容説明
アメリカ型資本主義にリードされた世界各国で、経済は強くなっても中流層は弱くなるという未曽有の事態が次々と発生。富裕層に富は集中し、中・下層は沈んでいくばかりで、巨大な格差社会が到来してしまった。同時に国家や社会を疲弊させ、各国で動乱や経済危機を生み続けている。一体これはなぜなのか?これまでの経済学はどこで間違ってしまったのか?気鋭のノーベル賞経済学者スティグリッツが、ゆがめられた資本主義の真実を暴き、新しい世界経済のあり方を問う!
目次
不平等な経済システムをくつがえす
第1部 世界を危機に陥れた経済学の間違い(“自由な市場”が何を引き起こしたか;最富裕層にのみ奉仕する経済;なぜ賃金は低いままなのか)
第2部 地に墜ちた資本主義をこう変える(最上層をいかに制御するか;中間層を成長させる)
著者等紹介
スティグリッツ,ジョセフ・E.[スティグリッツ,ジョセフE.] [Stiglitz,Joseph E.]
2001年「情報の経済学」を築き上げた貢献によりノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。エール大学はじめオックスフォード、プリンストン、スタンフォード大学で教鞭をとる。1993年クリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年より委員長に就任し、アメリカの経済政策の運営にたずさわった。97年に辞任後、世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミストを2000年1月まで務める。現在はコロンビア大学教授
桐谷知未[キリヤトモミ]
東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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