出版社内容情報
安倍晋三を2歳半の頃から知る乳母は晋三の出世に合わせて何故「消えた」のか。政治家名門の全てを知る女性の残すべき証言記録。
安倍晋三に帝王学を教えたのは両親であり名門・岸家の面々だったが、育ての親であったのはある乳母だった。しかし彼女は晋三が表舞台に出るのにあわせたかのよう身をくらます。安倍家三代に仕え、全てを見てきた老嬢は何故消えたのか。乳母は封印し続けてきた思いを著者に託していた。権力を恣にする晋三に向けられた「のこされた言葉」が今明かされる!
【著者紹介】
2014年に初代筆者は引退・交代し、本書から有志の出版編集者、新聞記者、雑誌記者らによる共同執筆方式に移行。本書は第2代「七尾和晃」によって、週刊新潮、月刊現代(現在は休刊)と週刊朝日などに掲載された当初原稿を大幅に加筆・修正したもの。初代筆者の著書として『堤義明 闇の帝国』『琉球検事 封印された証言』『原発官僚 漂流する亡国行政』『闇市の帝王 王長徳と封印された「戦後」』ほか。
内容説明
岸信介、安倍晋太郎に仕え、二歳半から安倍晋三を知る女性。圧倒的な力を得た総理を育んだ原風景と、激動の政治の時代―思いを込めた肉声の記録。
目次
第1章 安倍家のすべてを知る女(安倍家の乳母が消えた;晋三の祖父・安倍寛の抱えたもの ほか)
第2章 安倍家の妻と乳母の関係(政治の家に仕えるということ;安倍晋太郎に関する噂 ほか)
第3章 ウメの話が洩れてはならぬ(再びウメは消息を絶った;「ウメさんは政界にいた方なので…」 ほか)
第4章 安倍晋三をどう見るか(外交の場で席を立つという選択;ヤワで吉本興業なタカ派総理の素顔 ほか)
第5章 野望に葬られた思い(見事なるウメの“封印”;油谷で育まれた男たち ほか)