出版社内容情報
ドイツ児童図書賞受賞作家による、渾身の大型絵本。父のいない少年と息子をなくした漁師の出会いを描くあたたかい物語。
ひとり、魚をとってくらす少年ロンは、どうしても今日の獲物が必要だったので、死んだお父さんの言いつけをやぶり、嵐の海に舟を出しました。すぐに、つり糸がぐいぐい引っぱられますが、大きなうずに飲み込まれそうになった直後、ロンがつり上げたのは、ガイコツでした。家にまでついてきたガイコツが、食べ物をほしがるので、ありったけの食料をやると…? 父をなくした少年と、息子をなくした漁師の出会いを描く、ドイツ児童図書賞作家の大型絵本。
【著者紹介】
生まれ育った中国からパリに移住し、中国の伝統的水墨画の手法を用いた迫力ある絵が高く評価され、画家として成功を収める。絵本『この世でいちばんすばらしい馬』『ウェン王子とトラ』など欧米各国で翻訳出版され好評を博している。
内容説明
海べの町のはずれに、ロンという男の子が、魚をとって暮らしていました。ある朝ロンは、食べ物のたくわえが少なくなっていたので、死んだお父さんの言いつけをやぶり、あらしの海に舟を出しました。すると、つりざおの先になにか、かかりました。あらしの海でロンがつりあげたものは…?父をなくした少年と、息子を失った漁師―孤独なふたりの出会いを描く、迫力と感動の絵本。5さい~。
著者等紹介
チェンジャンホン[チェンジャンホン]
陳江洪。1963年中国の天津生まれ。北京の中央美術学院を卒業後、87年パリに移住。フランス国内外で作品展をひらく。中国の伝統的水墨画の手法を用いた迫力ある絵が高く評価され、画家として成功を収める。96年に絵本作家としてデビュー、ヨーロッパ各国やアメリカでも翻訳出版され、好評を博している。絵本に、ドイツ児童図書賞、産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞した『この世でいちばんすばらしい馬』(徳間書店)など
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業、中央大学大学院修了。中央大学講師、フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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