出版社内容情報
「ファンタジーの女王」ダイアナがトールキンやルイスを評論し、自作を解説し、若い作家たちに語りかける…極上の文学エッセイ。
英国で「ファンタジーの女王」と呼ばれた児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズ。スタジオジブリの映画「ハウルの動く城」の原作者としても知られる作家が、子ども時代を回想し、トールキンやC.S.ルイスの作品を評論し、若い作家たちに創作の技法について語りかける。ファンタジーや児童文学、文学一般に興味のある大人向けの、刺激的な一冊。ジョーンズ研究の第一人者バトラーと著者の対話や、人気作家ニール・ゲイマンによる序文も収録。
【著者紹介】
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ…1934~2011。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く著し、英国を代表するファンタジー作家・ファンタジーの女王と称された。作品に「ハウルの動く城」シリーズ、「大魔法使いクレストマンシー」シリーズ、『七人の魔法使い』『銀のらせんをたどれば』『アーヤと魔女』(以上徳間書店刊)、『ダークホルムの闇の君』『九年目の魔法』(以上東京創元社)など。 市田泉…お茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家。訳書に『ハウルの動く城3 チャーメインと魔法の家』『銀のらせんをたどれば』(以上徳間書店)、『インクリングズ…ルイス、トールキン、ウィリアムズとその友人たち』(共訳・河出書房新社)など。田中薫子…慶應義塾大学理工学部卒。翻訳家。訳書に『大魔法使いクレストマンシー クリストファーの魔法の旅』『同 キャットと魔法の卵』(徳間書店)など。野口絵美…早稲田大学第一文学部卒。翻訳家。訳書に『大魔法使いクレストマンシー 魔法使いはだれだ』『同 トニーノの歌う魔法』(徳間書店)など。
内容説明
英国で「ファンタジーの女王」、「英国の宝」と呼ばれた作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズ。スタジオジブリの映画「ハウルの動く城」の原作者としても知られる作家が、自身の子ども時代と半生を回想し、トールキンやC.S.ルイス、マーヴィン・ピークの作品を評論し、若い作家たちに創作の技法について語りかける…。つねに新しく、読者を惹きつける魔法のファンタジーを書き続けた作家が、子どもの本やファンタジーについて、創作や人生について書いたさまざまな文章を、自身で選び抜いて遺した、「物語の生まれるところ」を平易な言葉で解き明かす刺激的な一冊。ジョーンズ研究の第一人者バトラーと著者の対話や、人気作家ニール・ゲイマンによる序文も収録。
目次
1 ダイアナ・ウィン・ジョーンズが回想する(森の中の子どもたち;“指輪物語”の物語の形;大人の文学、子どもの文学?;ガーディアン賞をもらったとき;C.S.ルイスの“ナルニア国ものがたり”を読む ほか)
2 ダイアナ・ウィン・ジョーンズを回想する(わたしの半生;ダイアナ・ウィン・ジョーンズとの対話;家族から見たダイアナとその作品(子どものためのファンタジー;ダイアナの葬儀での挨拶))
著者等紹介
ジョーンズ,ダイアナ・ウィン[ジョーンズ,ダイアナウィン] [Jones,Diana Wynne]
1934年生まれ。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く発表、英国を代表するファンタジー作家と評された。2007年、世界幻想文学大賞生涯功労賞を受賞。2011年没
市田泉[イチダイズミ]
1966年石川県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家
田中薫子[タナカカオルコ]
1965年生まれ。慶應義塾大学理工学部物理学科卒
野口絵美[ノグチエミ]
早稲田大学第一文学部卒。女優をしながら翻訳の仕事にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
さつき
mabel
ワッピー
スプリント