出版社内容情報
日本最大歓楽街・吉原の今を築いたのはこの老嬢だった。戦後70年、欲望の街を駆け抜けた色街の女帝が最初にして最後の激白!
メディアに一切出たことのない「吉原の女帝」が初めて語った、色街から見たこの国の戦後70年。赤線の特飲街から始め、キャバレー、ソープランドまで、男と女が絡む商売すべてを手がけてきた老嬢、その足跡から見えてくるのは、焼け跡から立ち上がった復興期の庶民の逞しさであり、この国の雄々しさだ。首都さいごの色街の歴史が明らかになる。
【著者紹介】
1974年生まれ。石川県金沢市出身。忘れられてゆく近代史の現場に赴き、「訊くのではなく聞える瞬間を待つ」姿勢をモットーとする踏査型ノンフィクションの実践者。海外からもアカデミズムの新たなアプローチとして注目を集める。戦後世代の書き手としても「民間学」を担う者として好評を得ている。著書に「堤義明 闇の帝国」「闇市の帝王 王長徳と封印された戦後」「世紀の贋作画商 銀座の灰燼と三越事件、松本清張、そしてFBI」「幻の街道をゆく」「総理の乳母 安倍晋三の隠された原風景」「原発官僚 漂流する亡国行政」ほか。
内容説明
御歳93、伝説の女帝が初めて語る。首都さいごの異界、吉原から見たこの国の戦後。男と女が絡む商売、ありとあらゆることを手がけてきた。戦争の傷跡の街で生きていくために…。ノンフィクションの新星、4年間の取材の結実。
目次
第1章 来たれもん、吉原に立つ
第2章 ドサクサの灯
第3章 赤線廃止で闇がくる
第4章 吉原明るきゃ、うちが闇
第5章 ソープランドへ
第6章 女たちの岐路
第7章 もうひとつの軌跡
著者等紹介
清泉亮[セイセントオル]
1974年生まれ。近現代史の現場を訪ね、「訊くのではなく聞こえる瞬間を待つ」姿勢で、消えゆく記憶を書きとめ、発表している。『吉原まんだら―色街の女帝が駆け抜けた戦後』は、清泉亮としての単行本デビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
fwhd8325
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
チョビ
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