松陰の妹を妻にした男の明治維新

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198639198
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

吉田松陰の妹を二人まで妻とし幕末の動乱を生き抜き明治国家の建設に力をふるった男のもうひとつの明治維新の物語。

NHK大河「花燃ゆ」の副主人公・楫取素彦は、松陰の妹、寿を妻とし、のちに下の妹・文をも妻とした松陰の親友だった。幕末の動乱のなか松陰をはじめ多くの志士が倒れるなか、楫取は彼らの遺志をついで明治国家づくりに邁進する。群馬県の初代県令となった楫取は、富岡製糸場をはじめ明治日本の屋台骨を支える生糸産業を振興し、現在の群馬県の基礎をつくる。長州が幕末を動かし、上州が明治を支えた。知られざるもうひとつの幕末維新の物語。

【著者紹介】
ジャーナリスト。1942年(昭和17年)群馬県前橋市生まれ。早稲田大学政経学部卒業。日本経済新聞社記者、ワシントン特派員、政治部長、編集局長、常務取締役を歴任。テレビ大阪社長を経て執筆生活に入る。

内容説明

楫取素彦(小田村伊之助)―寿、文への愛と明治国家への誠。長州が幕末を動かし、上州が明治を支えた。知られざるもうひとつの幕末維新の物語。

目次

序章 前橋ステーションを後に
第1章 松下村塾の友
第2章 維新なる
第3章 新政府を支えた草〓(もう)
第4章 厩橋城の県庁
第5章 富岡製糸場の盛衰
第6章 海を渡った松陰の短刀
第7章 教育こそ国のもとなり
第8章 寿の死と文との再婚
第9章 群馬人気質と「至誠」の共鳴
余話 激動の時代にも流されず

著者等紹介

富澤秀機[トミザワヒデキ]
ジャーナリスト。1942年(昭和17年)群馬県前橋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日本経済新聞社記者、ワシントン特派員、政治部長、編集局長、常務取締役。テレビ大阪社長を経て執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんふぁ

2
前年の大河ドラマで小田村伊之助の存在を知る。後の楫取素彦。楫を取る、その名の通りの生き方をされてる。存在を知ると、留魂録にある手紙の中に度々名前が出てくるのがわかる。松陰先生にとっても大切な人だったのだろう。ただ、この小田村の資料が少ないせいなのか、本人の話より幕末から維新に活躍し、関係ある人物の話のほうが多く、あまり本人について書いてないような印象。記述は少なくても真っ直ぐなのは伝わる。松陰先生と同じように、至誠の人だ。2016/03/08

乱読家 護る会支持!

2
大河ドラマ花燃ゆの主人公の一人といっても良い小田村伊之助(楫取 素彦)の話かと思いきや、伊之助はあまり出てこない。幕末の長州藩と維新後の製糸産業の歴史本と思った方がいいです。タイトルは「松蔭の妹を妻にした男(か見たであろう)明治維新」に変更すべき。また、著者の文章は何となく読みづらく、本の構成や流れもスムーズでなく、オススメしませぬ。2015/08/29

yyrn

0
大河ドラマ「花燃ゆ」で大沢かたおが演じる小田島伊之助を中心に紹介する本。幕末に吉田松陰の盟友として活躍したが、維新後は権力を握った一部の者たちのやりたい放題に嫌気がさして維新の立役者でありながら一度は在野に下った男の生涯。幕府の追及の手を逃れるために楫取(かとり)素彦と変名までしたが、最後は群馬県の知事となって明治期の「富国強兵」を支え、富岡製糸場の繁栄にも貢献したほか、日本を清国(中国)のような欧米列強の植民地にはさせぬぞと、地方にありながら教育にも尽力し、国家を憂えた男の物語とも読めて大いに共感する。2015/05/28

takj

0
群馬県 幕末維新がよくわかる 題名にそぐわない内容 目を引くにはいいけど 単に養蚕絹のこととかイロイロあり面白かった2019/05/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9595462
  • ご注意事項