出版社内容情報
かぜをひいたおつきさまを助けてくれたのは…? 現代ロシア美術を代表する世界的なアーティストが手がけた、心あたたまる絵本。
ある晩、大雨でびしょぬれになったおつきさまは、かぜをひいて、ねつを出してしまいました。草の上でよこになっていると、イワンさんという青年がやってきて、家で看病してくれました。おつきさまがよくなると、ふたりはいろいろな話をしました。3日たち、おつきさまはそろそろ空にもどろうとしましたが、自分でのぼることができません。そこでイワンさんは…? 友だちのいない青年とおつきさまとの絆を描く、現代ロシアの心あたたまる絵本。
【著者紹介】
現代ロシア美術を代表するアーティスト、イラストレーター。1953年、ロシア、ウラル山脈にある村で生まれ、本と自然に囲まれて幼少期を過ごす。医大在学中にユーゴスラヴィアの国際風刺画コンテストで金賞を受賞し、画家となることを決意。空想上の生物を主人公としたアーティストブック、小説、オブジェで人気を得る。2003年以降は、月をテーマにした作品にとりくみ、月のオブジェを携えて20カ国以上を旅した。2014年には「中房総国際芸術祭いちはらアート?ミックス」で月のインスタレーションを展示した。夫人で児童文学作家のマリーナ・マスクヴィナ―との共著で、チベット、北極、日本のユーモラスな旅行記も発表している。モスクワ在住。
内容説明
あるばん、どしゃぶりのあめでかぜをひいてしまったおつきさまは、からだをやすめようと、ちじょうにおりて、くさのうえでよこになっていました。とおりかかったイワンさんは、おつきさまをみつけると、いえでかんびょうしました。みっかたち、おつきさまは、そらにもどろうとしましたが、まだよわっていて、じぶんでのぼることができません。そこでイワンさんは…?友だちのいない青年とおつきさまとのあいだにめばえた友情を、やさしくあたたかく描いた、現代ロシア美術を代表する、世界的なアーティストによる、はじめての子どもむけの絵本。5さい~。
著者等紹介
チシコフ,レオニート[チシコフ,レオニート] [Тишков,Леонид]
現代ロシア美術を代表するアーティスト、イラストレーター。1953年、ウラル山脈の村で生まれ、医大在学中にユーゴスラヴィアの国際風刺画コンテストで金賞を受賞し、画家となることを決意。やがて活躍の場を広げ、現在はパンやマカロニ、古着、角砂糖などの身近な素材を使ったオブジェで知られるアーティスト。2003年からは、月のオブジェを世界各地で撮影するアート・プロジェクト「僕の月」にとりくんでおり、多数の児童文学に挿し絵も描いている。モスクワ在住
鴻野わか菜[コウノワカナ]
東京外国語大学、東京大学大学院を経て、国立ロシア人文大学大学院で学ぶ。千葉大学文学部准教授。ロシア文学や美術を中心に研究をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
Rosemary*
たーちゃん
花林糖
Cinejazz
-
- 電子書籍
- 輝けるBA(ビーエー)ちゃん~チーフの…