日本経済のミステリーは心理学で解ける

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  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198638443
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

マクロ経済からミクロな個人生活まで--あらゆる限界を突破して日本経済がさらに繁栄できることを科学的アプローチで証明する

経済を知るためには、個人の心理、脳の仕組みを知ることが必須である。なぜなら一人ひとりの人間の心理と行動の総合計こそが経済だからだ。例えばいま日本経済は、国の借金に対する過度の恐怖にとらわれ、政府による適切な歳出拡大を妨げ、必要な景気対策が不十分となっている。日本の繁栄は、こうした心理的恐怖を処理できるかどうかにかかっている。本書は心理学、物理学の該博な知識を縦横無尽に駆使して、経済の本質を解明していく。

【著者紹介】
1975年生まれ。1997年、大阪大学工学部電子工学科を卒業。1999年に同大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程を修了。精密機器メーカーミノルタ(現コニカミノルタ)に入社しプログラミングや市場分析に携わる。2005年に退職し個人投資家として独立。2009年、著書『国債を刷れ!』で、「政府のみならず民間を合わせた国全体の連結貸借対照表(国家のバランスシート)」を世に送り出した経済評論家、“国家破綻セラピスト“。

内容説明

世界最大の財政赤字を抱えていても、なぜ日本経済はデフォルトにもハイパーインフレにもならずに繁栄するのか?マクロ経済からミクロの個人生活まで―“限界”は常に突破されてきた!人間はあらゆる“制約”から自由になれることを心理学と物理学を駆使して証明。かつて誰も読んだことのない“より科学的な思考”へのアプローチ。

目次

第1章 成長と繁栄を運命づけられた世界経済―“限界”は常に突破されてきた!(天文物理学の話:宇宙は加速度的に“限界”を突破し続けている!;マクロ経済の話:「大恐慌」がむしろ成長を加速させる!? ほか)
第2章 マクロ経済=人間の集合体の心理―“限界”突破のための理論的基礎(心の動き=「神秘的で得体の知れないもの」ではなく「完全なる物理的現象」;脳科学の話:感情の科学的アプローチ ほか)
第3章 “限界”突破のための個人心理“準備編”―「否定」と「肯定」で分かる、あなたの心と脳の仕組み(感情は生命の内部状態を知らせる“便利なセンサー”;感情の重要な役割:推論の支援&記憶のラベル付け ほか)
第4章 “限界”突破のための個人心理“実践編”―費用0円で誰でも作れる「究極の社会基盤」の作り方(「否定→ストレス生成/肯定→ストレス解除」という脳の仕組みを全面活用;一人ひとりが自分に最適な感情コントロール法を「開発」するための基本方針 ほか)

著者等紹介

廣宮孝信[ヒロミヤヨシノブ]
経済評論家。1975年神戸市生まれ。97年大阪大学工学部電子工学科卒、99年同大学院修了(工学修士)。精密機器メーカーにて研究職、プログラミング、マーケティング、事業分析業務に従事。05年退社後、自営業の傍ら会計学を学び(税理士試験の会計科目取得)、会計の知識と理系のセンスを活かして「国の借金問題」の研究に着手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kyhitsuji

4
経済本なのに3分の2は心理学について書いてあるという斬新な本でした。経済の話題のみが目当てなら第一章のみ読む方が良いかも。 著者の言う「対立する意見・矛盾する意見を正しいと仮定して議論をする」というのは現実世界では結構重要かなと思った。 第二章から最後までは心理学が中心。 「トラウマは二度と同じ嫌な目に合わない為の心の善意」という著者の解釈が良いなと思いました。2014/10/02

iT_SMK

0
☆3 相対する二つの事象は実は矛盾するものではなく、互いを肯定しつつ第三の道を探して融合させることこそ科学的で論理的姿勢との筆者の持論。また、自分の感情についても、情動という物理的な反応の結果で、感情を抑圧せず、そこに意識を向け、脱自動化しつつ感情をコントロールしていくこと。2016/10/20

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