千年鬼

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198634155
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

友だちになった小鬼から過去世を見せられた少女は、心に“鬼の芽”を生じさせてしまう。小鬼は彼女を、宿業から解き放つため、千年にわたる旅を始める。

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞、デビュー。ファンタジー、時代小説、推理小説と幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アヤ姉

283
希うこと。良い方にも悪い方にも傾くその力。千年間「鬼の芽」を宿した人との出会いを繰り返した小鬼の希い。純粋でひたむきな想いは天の理に生きる天女の心まで動かした。「たったそれっぽっちか」と黒鬼に言われようが出来る限りの範囲でご褒美をあげる場面は、ぎゅっと切ない。知恵ってホントは希う力を上手く使うためのもの。忘れの呪文や隻腕の鬼を作り出したように。人は過去に囚われがちだけど大切なのは、これから。硲でキラキラした小鬼の欠片を見つける民のように、表紙の小鬼のように未来をみる。「希望」があれば出来ると思えるから。2015/08/26

文庫フリーク@灯れ松明の火

255
LOVEだねぇ【注:東京バンドワゴンの我南人が憑依中】無垢なまま犯してしまった自らの大罪に、鬼にならざるを得なかった民は切ないねぇ。鬼の芽を宿したまま千年生死を繰り返す民が、再び人鬼にならないよう、命を削って防ぐ小鬼はさぁ、傷ついた民の魂を癒す、LOVEという名の黄白膏なんだねぇ。ボクが好きなのは「隻腕の鬼」幼友達に斧で斬り落とさせた右腕。幼子や年寄りの命を護るため、人のまま鬼になった駒三は真のロックンローラーだと思うんだぁ。LOVEは熱いんだねぇ。「小鬼と民」で鬼の芽の千年輪廻の事情が分かっちゃうと→2013/08/20

エンブレムT

193
恨み辛みを糧とする 人に宿りし鬼の芽摘みに 時を駆けては過去世を見せる 心優しき小鬼あり。亡くした者に想いを馳せて 失くした幸せ数える人に 亡くしたことすら忘れ果て 想いを霞みに紛らす人に 小鬼は少女を透かし見る。たった一人の友達を。 これは小鬼が少女を見つめた千年の物語だ。そして、少女が小鬼を見つける千年の物語でもある。かつて背にした温もりは、小鬼にとっての唯一だから。いつか出会える温もりは、少女にとっての無二だから。これはただのいっときの夢。天人と黒鬼と、そして私たちの見た、いっときの夢。2014/11/24

紫綺

187
小鬼と童女との出会いから始まる、千年に渡る感動のファンタジー。小鬼の分身、三人の童たちが操る過去見という過去を見せる能力で鬼の芽を摘み取っていく。小林系さんのイラストイメージでキャラ設定、アニメにすれば大ヒットの予感。2012/10/20

こうじ

165
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 良かった(*^_^*)小鬼と民は、なんかせつなかったなぁ。人の争いや醜さによって鬼がいるのかもしれないね。鬼は基本的には良い奴なのかも知れない。小鬼に会ってみたい(*^_^*)2015/12/07

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