内容説明
消費税はなぜ必要で、なぜ反発を食らうのか。導入のために超えねばならぬ高いハードルをどのようにクリアするのか…。消費税導入実現。時の政府と財務省(旧大蔵省)はどのように動いたのか。歴代の大物次官経験者・大臣経験者たちの証言。
目次
プロローグ 果たして「財務官僚」は本当に強いのか?
第1章 付加価値税は最も進んだ制度である
第2章 「売上税」中曽根内閣の失敗
第3章 竹下内閣悲願の「消費税」三%導入決定
第4章 バブルの暗い影への対抗策
第5章 景気回復のための試行錯誤と悪戦苦闘
第6章 小泉内閣「三位一体の改革」
第7章 郵政―聖域なき構造改革の正体
第8章 民主党「藤井構想」
第9章 菅直人財務大臣
第10章 野田政権消費税一〇%をめぐる攻防
第11章 税と社会保障の一体改革は可能か?
第12章 消費税増税を行わなかったらどうなるのか?