内容説明
金正日の死は、北朝鮮問題について日本が関係諸国から無視され、まったく無力であることを露呈させた。朝鮮半島を中国、アメリカ両国に支配/コントロールされているかぎり、日本は東アジアで孤立化することになるだろう。北朝鮮をめぐる各国の思惑と金王朝の権力構造の分析を通して日本の突破口を明らかにする。
目次
第1章 金正日が死んでも北朝鮮は微動だにしない
第2章 金正恩の権力世襲は最良の選択である
第3章 中国は朝鮮半島を影響下におさめようとしている
第4章 日本人は「日帝三六年」の真実を知れ
第5章 アメリカは北朝鮮の核保有を容認した
第6章 北朝鮮との国交正常化こそが日本の選択すべき道
著者等紹介
菅沼光弘[スガヌマミツヒロ]
東京大学法学部卒業後の1959年、公安調査庁入庁。ドイツのマインツ大学に留学、対外情報活動部門を中心に旧ソ連、北朝鮮、中国の情報収集に35年間従事する。対外情報の総責任者である調査第2部長を最後に1995年に退官。アジア社会経済開発協力会を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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