内容説明
きょうは、ぼくのたんじょうび!ムーミントロールは、朝からわくわくしていました。ところが、ともだちはだれもおめでとうをいってくれません。なぜ…?年にいちどのたんじょうび。ともだちへのプレゼントをこっそりじゅんびするなかまたち…。おたんじょうびのしあわせな気持ちを伝えるムーミン谷の絵本。
著者等紹介
ヤンソン,トーベ[ヤンソン,トーベ][Jansson,Tove]
1914年‐2001年。フィンランドのヘルシンキ生まれ。作家、画家。1945年に出版された『小さなトロールと大きな洪水』を皮切りに「ムーミン」シリーズを発表し、世界的に高い評価を獲得。国際アンデルセン大賞をはじめ、数多くの賞を受賞した
ヤンソン,ラルス[ヤンソン,ラルス][Jansson,Lars]
1926年‐2000年。フィンランドのヘルシンキ生まれ。フリーの作家として推理小説などを書いていたが、のちに姉のトーベと共にムーミンのコミックスを手がける。1960年から1974年までは、ひとりで新聞連載を続けた
当麻ゆか[トウマユカ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼりちゃん
31
今日はぼくの誕生日。ムーミントロールはわくわくして目をさましました。でも、友だちはみんな「忙しいから」と話もしてくれません。悲しくなったムーミントロール。 せっかくの誕生日なのに…!でも、最後はハッピーエンドで終わって一安心。 いくつになっても誕生日はどこか少し特別な日。そんな誕生日を迎える気持ちが描かれた絵本。表紙のラメがキラキラしていて綺麗な装丁でした。 息子は「話ぐらいしてあげたらいいのにね!」と、ムーミントロールの友だちに少々立腹。私も忙しいと似たことしてしまう時あるから気をつけないとな😂 6歳2021/03/04
ふう
25
冬が来る前に読んだ「ゆきがふるよ、ムーミントロール」のシリーズ。春が来て、スナフキンが帰ってきたのでしょうか。それとももう夏なのでしょうか。今回も抑え気味の色がきれいで落ち着きます。誕生日にお母さんからもらった金のボタンを見せてあげたいムーミンと、プレゼント作りに忙しいみんなの気持ちがちょっとすれちがったけど…。ムーミンの誕生日をお祝いしてあげたいという仲間たちの気持ちに、読者はすぐ気がつくけど、気づかないムーミンの悲しさもわかって、もうすぐみんなが来るよと教えてあげたくなります。ムーミン、おめでとう。2013/03/28
absinthe@読み聞かせメーター
12
6歳の娘に読み聞かせ。途中まで読んで、娘に、どうしてみんな忙しいんだと思う?ある程度の年齢になると、オチは解ってしまうものらしい。娘も落ちを予感していたようだ。このパターンは世界中で使い古された気もするが絵柄の温かさもあってか初々しく感動する。2016/11/24
遠い日
11
年に一度のお誕生日が楽しみでならないムーミントロールに、友だちみんながそっけない。この展開で既にもう先は見えるのだけれど、ムーミントロール自身は気が気じゃない。楽しみはみんなが集まった時に!気の合う友だちが力を合わせてプレゼントしてくれたこと、それこそが最大のプレゼント。2015/11/01
喪中の雨巫女。
11
《書店》本人を仲間外れにして、誕生日の準備をするパターンだなあ。2013/09/26