内容説明
ソロスが読み解くユーロ危機と最終震源地アメリカ経済の行方。大崩壊を回避するための唯一のプランを示す。
目次
序文 金融危機第二ラウンド―ユーロ圏の崩壊とその超バブルの根源
第1部 二〇〇八年:大暴落のあと(過去六〇年で最悪の市場危機;危険な石油価格の高騰;ポールソンに好き勝手をさせてはならない;銀行システムに資本を注入せよ;銀行の資本を増強し、金融市場を救う方法;アメリカは新興経済国救済の先頭に立たねばならない)
第2部 二〇〇九年:正しい金融改革と間違った金融改革(銀行を救済する正しい方法と間違った方法;周縁諸国に対する支援をG20サミットの中心議題に;売り崩しを防ぐ一つの方法;金融改革の三原則;金融改革の必要性を無視してはならない)
第3部 二〇一〇年:危機はグローバルに(ユーロはギリシャより大きな試練に直面する;破綻した住宅ローン制度を改革する;アメリカはデリバティブの危険性を直視せねばならない;危機とユーロ;アメリカに必要なのは倹約ではなく刺激策だ;中国はグローバル通貨危機を解決しなければならない;ヨーロッパは国家の前に銀行を救済するべきだ)
第4部 二〇一一年:ユーロ圏(「二つの速度のヨーロッパ」にしないためにドイツは何をするべきか;真のヨーロッパ人は、今すぐプランBを採用するべきだ;ドイツはユーロを守らなければならない;ユーロ危機を解決するために必要な三つの措置;ユーロに未来はあるか;第二の大恐慌を防ぐには;ユーロ圏という地雷原を通り抜けるためのルートマップ;ユーロ圏を救うための七項目プラン;欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏を救うために介入せねばならない)
著者等紹介
ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ][Soros,George]
金融投資家。ソロス・ファンド・マネジメント及びオープン・ソサエティ研究所会長。ハンガリー生まれ。1956年にアメリカに移住し、証券会社勤務を経て、1973年、投資会社(後のクォンタム・ファンド)を設立。以後、世界一ともいわれる運用実績を上げ、莫大な資産を築き上げる。1992年には、100億ドル以上のポンドを空売りして巨額の利益を得たことで「イングランド銀行を破産させた男」と呼ばれた。「開かれた社会」のために活動する人々を支援する慈善事業家としても積極的に取り組んでいる
藤井清美[フジイキヨミ]
翻訳家。京都大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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