内容説明
ぬいぐるみのくまくんはさんぽにでかけました。うすぐらいもりのなかでであった、6ぴきのしろいねずみが、くまくんにいいました。「たすけて!ぼくたちたべられちゃう!」もりには、おそろしいけものがたくさんいるのです。ねずみたちを守るため、くまくんが知恵をしぼります。くすっと笑えるラストと、迫力満点のイラストが魅力。読み聞かせにぴったりの、たのしい大型絵本。
著者等紹介
ウォーメル,クリス[ウォーメル,クリス][Wormell,Chris]
1955年イギリスのゲーンズボロに生まれる。美術学校の絵画教師をしていた父のもとで、絵を描きはじめる。広告やデザインの仕事で頭角をあらわし、1991年、息子のために作った初めての絵本『動物のアルファベット』(未訳)で、ボローニャ国際児童図書展のグラフィック賞を受賞した。ナショナル・アート・ライブラリーズ・イラストレーション賞受賞、ケイト・グリーナウェイ賞ノミネートなど、絵はもちろんのこと、ひねりのきいた文章に対しても、高い評価を受けている
吉上恭太[ヨシガミキョウタ]
1957年東京に生まれる。週刊誌・児童書の編集者を経て、翻訳、編集、小説の創作など、幅広い分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
49
あるひの ゆうがた、ぬいぐるみの くまくんは、さんぽに でかけました。■かわいいくまくんのハラハラドキドキな大冒険を読みました。お散歩で出会った6ぴきのねずみ達をかくまい、次々と襲い来る危機を知恵と勇気で切り抜けます。暗い森の恐ろしさと、ちょっとお間抜けな会話の匙加減。■普段は古典文学などを読んでる読友さんの今年1推しがまさかの絵本!と聞いて読んでみたら、なるほど面白かったです。■ポーカーフェイスなのにぽかんとしたお口とちょっと泣きそうなお目目。読んでるこちらもそんな気持ちになっちゃいました(2011年)2018/12/28
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
45
くまくん、すごい!「うん?」と気付いた時のお三方の表情と絵がとっても良かったです。2019/03/16
クリママ
32
ぬいぐるみのくまくんが白いねずみたちを守ってあげるかわいいお話なんだけれど、ふくろう、きつね、へびが、眼光鋭く、大迫力。2016/06/03
小夜風
24
【図書館】ぬいぐるみのくまくんのお話…なのに出てくる動物たちはとってもリアル。へびの絵が迫力あってちょっと怖い…こっち見ないで~!くまくんはこんなに可愛いのにね。2015/04/07
ふじ
21
いい本みっけ!まだ多少純粋な、低学年までの読み聞かせに良さそう。出版社のおすすめ本から。森にやってきたくまのぬいぐるみが、機転を効かせてねずみを獣から守ってあげるお話。安定の繰り返しとハラハラの展開。そしてなんてったって、最後の獣たちがいい。2021/11/26