内容説明
ハマの用心棒?俺はそう呼ばれるのは大嫌いなんだ。暴力で町を支配する奴らは許さない。イキでアブナイ男たち「チーム諸橋」が港ヨコハマを走る。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞ならびに第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞。空手三段、棒術四段の腕前で「今野塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
57
『ハマの用心棒』率いる警察と暴力団の対決を描いた短編集でした。一歩間違えば血なまぐさいだけで終わりそうですが、この短編集は後味のいい作品かだったので、良かったです。気軽に読めました。2012/11/19
myunclek
46
そう言や、先日「みなとみらい」に泊まってたんだ(笑)泊まってる時には、全くこのシリーズが頭にも浮かばなかったな。おしゃれな街に似合わない暴力団。短編ですっきり解決。気軽に読むには、もってこい。2014/04/10
したっぱ店員
45
暴対係ということで敬遠してたが、兄から勧められて読む。事件が大ごとになる前に的確に芽を摘む短編集。なるほど、防波堤だ。さらっとした話ばかりだが登場人物が皆魅力的でなかなか楽しかった。神野組長と岩倉がもうちょっと読みたいので、このシリーズ他も読んでみよう。2013/12/17
くまんちゅ
35
横浜みなとみらい署シリーズ第3弾。短編集ということでサクサクと読めました。相変わらず暴力団に対して容赦をしない諸橋とその諸橋を陰に日向にサポートする城島のコンビがいい。その二人だけでなく昔気質のヤクザである神野や諸橋の部下である八雲や倉持などわきを固めている人物たちのキャラもいい。暴力団を扱っていながらも嫌な気分にならず読めるのも、登場人物のキャラクターによる力が大きい気がする。2012/01/08
おれんじぺこ♪(16年生)
33
いいねー!今野作品。短篇集で毎回流れはお決まりのパターンだけれど、それが抜群の安定感(笑)シリーズ化してるのかな?他もあったら読んでみたい2015/04/12