内容説明
ねずみのアーサーとなかまたちは、ねこのサムソンといっしょに、なかよく教会にすんでいます。クリスマスがちかづいた、ある日のこと。アーサーがいいだしました。「クリスマスパーティーをしたいねえ」みんなは、大さんせい。でも、パーティーをするには、おかねがひつようです。そこで、アーサーは…?イギリスで30年以上読みつがれてきた、ユーモアあふれる名作絵本シリーズ。『教会ねずみとのんきなねこ』の続編。
著者等紹介
オークリー,グレアム[オークリー,グレアム][Oakley,Graham]
1929年イギリス生まれ。兵役についた後、美術を学び、劇場やテレビの世界で舞台美術や舞台衣装のデザイナーとして働く。やがて絵に打ちこむようになり、絵本作家となった。『教会ねずみとのんきなねこのわるものたいじ!』で、1976年ケイト・グリーナウェイ賞受賞
三原泉[ミハライズミ]
1963年宮崎県に生まれる。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
76
久しぶりに『教会ねずみとのんきなねこ』シリーズに戻ってきました。この時期に相応しい続編の『メリークリスマス!』です。ネズミのアーサーがクリスマスパーティを開くことを思いつきます。のんびり屋のネコのサムスンは、マイペースでゆったりとアーサーのサポートです。嫌がりもせずにトナカイ役をやってあげるところが、なんとも言えず可愛いです。でも、思うようなパーティーは開けそうもないけれど、予想外の展開でアーサー、サムスン、ネズミたちに素敵なクリスマスプレゼントが! 読んでいてハッピーになるクリスマスのお話です。2024/12/05
ままこ
76
シリーズ物らしい。この作品は2作目。クリスマスパーティーをしたいねずみのアーサーとその仲間達。ねこのサムソンも誘ってパーティーの資金集めに奮闘するが…。細かく描かれてるのでよく見るとクスッと笑える箇所が多々。可愛らしさの中に不気味さのエッセンスも入ってる。お気に入りはアーサーサンタとサムソントナカイのシーン。ユーモラスで愉快な絵本。面白かった。2018/12/06
k sato
36
メリークリスマス✨🎄🎅🎄✨教会で暮らすネズミとネコのクリスマスパーティー大作戦!ネズミたちは資金集めのくじ売りをしたり、聖歌隊になりきったり、パーティーの準備に奮闘します。ネコのサムソンがトナカイの角をつけ橇を引き、サンタの衣装を着たネズミのアーサーが橇に乗っていると、サンタの恰好をした泥棒に遭遇!アーサーたちの運命は?ネズミのサンタとネコのトナカイがとっても可愛い!家に招き入れたいです。ねずみ達が作ったサンタへの横断幕がホラーで面白かったです!英国で30年以上読み継がれるのも納得する絵本です。2023/12/24
ume 改め saryo
35
シリーズ第二弾はより、芸が細かく、絵も美しく、シナリオも凝ってますね(*^0^*)/ だんだん、ネズミにも慣れてくるから不思議ですよね(笑)(^^) 最初は少しゾッとしたものですが、今は一緒に冒険してます(笑)(*^0^*)/2014/02/21
Gummo
25
原題は「The Church Mice at Christmas」。教会に暮らすネズミたちとネコが協力し合う、ユーモアたっぷりのこのシリーズ。今回は、クリスマスパーティーを開くためにお金を集めようとするんだけど、失敗続き。くじの景品にされたり、トナカイ役にされたりと相変わらずお人好し(お猫好し?)のサムソン。恐ろしげな彫刻で玄関を飾られた警察署(しかし泥棒への待遇はすこぶる良いw)など、背景にも笑いを詰め込んであるので隅々まで見逃せない。★★★★☆2014/03/03