内容説明
戦前、戦中の日本人は、アメリカの大陸への野望を鋭く見抜いていた!「焚書図書」が炙り出す日米戦争の前史“原因”好評シリーズ第5弾。
目次
米国のハワイ侵略第一幕
立ちつくす日本 踏みにじる米国
ハワイ併合に対する日本の抗議
アメリカのハワイ・フィリピン侵略と満洲への野望
長與善郎『少年満洲讀本』
支那の排日の八つの原因
排日の担い手は英米系教会からロシア共産主義へ
支那の国民性と黄河決壊事件
現実家・長野朗が見た理想郷・満洲の矛盾
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田山河雄
1
長い間、戦前の歴史について苦しんできた。 20世紀初めのおよそ50年間、1900年の義和団の乱の前後から第二次大戦の敗戦まで、この間の我が国は侵略を繰り返したトンデモない国だった…と云う、正に自虐史観からようやく抜け出る日々がもうすぐの処まで来た。 我が国がトンデモ国どころか、アメリカこそがハワイを分捕りグアム、フイリッピンをかすめ取り太平洋を西進してきた、グランドストレテジーと云う名の基本戦略(共同謀議)を所持した侵略国家だった…、その基本戦略は戦後の今も脈々と流れている「日本敵視政策」と云う事になる2014/04/09
Ted
0
'11年7月刊。「支那人の最も悪い性格の1つは平気で嘘を云うこと」本来は圧政に対する弱者の武器だったはずが、いつしか習い性となった。今、中国とアメリカが日本の頭越しに盛んに狐と狸の化かし合いをしているが、支那を相手にさんざん梃子摺った挙句、莫大な国富を無駄遣いしだだけに終った日本の過ちからアメリカは謙虚に何かを学んでほしい。人民の命など何とも思わない馬賊上がりの一党独裁国家相手に、民主主義だの人権だのといった子供じみた衣装で相対する、たかだか250年足らずの若輩国家の今後の行方に私は一種の危うさを感じる。2012/02/19