内容説明
前王妃マヤは、娘ブロンウェンを追って“霧の国”アランを訪れた。だが、その子どもは偽者だった…。翼ある王ラクランの率いる軍勢は、“光の国”ティルソワレー軍に奇襲をかけようとするが、敵に作戦が筒抜けで、追いつめられていく。どうやら内部に密通者がいるらしい。いっぽう、王妃イズールトの双子の妹イサボーは、夏には“薔薇と茨の塔”で、マヤの娘ブロンウェンを育てながら、両親―“翼のイシュベル”と“ドラゴン公カンガラド”―の世話をし、冬には“世界の背骨”に暮らすカンコーバンの“火竜族”のもとで修行をする日々を送っていた。そんなある日、イサボーは雪原に倒れているマヤを見つける。イサボーは彼女を見殺しにはできず…?エリアナンの地に、ふたたび魔女や妖精が集う日は来るのか?双子のイサボーとイズールトの運命は?好評ハイ・ファンタジーシリーズ、胸を打つ完結編。
著者等紹介
フォーサイス,ケイト[フォーサイス,ケイト][Forsyth,Kate]
1966年オーストラリアのシドニー生まれ。七歳の頃から小説を書き始める。『魔女メガンの弟子』でデビュー、雑誌「ローカス」で1998年ベストファーストノベルに選ばれる。現在では二十冊を越す作品を発表、十二カ国で翻訳出版され、アメリカのシビル賞にもノミネートされている。現在はシドニー大学で、教鞭をとりつつ執筆を続けている。シドニー在住
井辻朱美[イツジアケミ]
東京生まれ。東京大学理学部卒業、同大学院比較文学比較文化修士課程修了。翻訳家、ファンタジー小説家、評論家、歌人として多彩な活躍をしている。白百合女子大学文学部児童文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今夜は眠れない
まほ
Rie
明野 立佳
kei