内容説明
十二支にネコ年がないのは、どうして?12のどうぶつたちは、どうやってきまったの?じつは、十二支をきめるきょうそうがあってね、ぼくも、そこにいたんだ。ともかく、さいしょだけはね。ところが、とちゅうでネズミが…。中国につたわる昔話を、ネコがユーモラスに語ります。色あざやかなイラストとともに贈る、読みきかせにぴったりの、十二支の絵本。
著者等紹介
オーゲル,ドリス[オーゲル,ドリス][Orgel,Doris]
1929年ウィーン生まれ。のちにニューヨークに移住。バーナード・カレッジ卒業。おもな作品に『サラーのおやへ』(モーリス・センダック画、小学館)『ウィーンの悪魔』(シドニー・テイラー賞・フェニックス賞、未訳)など。ドイツ語の翻訳家としても活躍。『鼻のこびと』(ヴィルヘルム・ハウフ著)の英訳で、ルイス・キャロル・シェルフ賞受賞。ニューヨーク在住
ソー,メイロ[ソー,メイロ][So,Meilo]
香港生まれのイラストレーター。英国のブライトン大学で美術を学び、絵本のさし絵をはじめ、幅広く活躍。英国・シェットランド諸島在住
福本友美子[フクモトユミコ]
慶應義塾大学卒業後、公共図書館勤務を経て、児童書の研究、評論、翻訳などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
オタマさんが表紙借り。ネコがいる家ですからねえ。ちょっと昔話と今がごちゃごちゃしていてわかりにくいんですが、オタマさんにはヒットでした。理由は絵がかわいいから!2018/11/26
いろ
20
お正月絵本で借りた中で,8歳男児トップレベルのお気に入り。もともと十二支は好きな上に,これまた好きな「猫」による語りも惹かれるみたい。息子の干支である鼠が,今まで読んだどの十二支話より,一層ずる賢くて嫌な感じだったのは残念だったけど。前後に猫を交えた祖母と孫のエピソード。猫に引っ掻かれ,追い払う祖母に,冷たくするエミリに「おばあちゃん悪くないよね。」だけど,ママがいない寂しさを祖母にぶつけるエミリの切なさがツンとくる。猫の「インチキじゃない?」に言い返す鼠に対し強く反発し,反論の言葉をずっと考える息子w2017/01/17
ひお
20
中国版の干支のお話+祖母と孫の仲を書いたお話。猫がネズミに騙されたのは同じだけど川上りだったんだねぇ。こっちでは。ちなみにチベットや東南アジアでは来年ウサギじゃなくて猫年のところもあるんだけどねぇwま、これは中国由来の干支とゆーことで。2010/12/27
ヒラP@ehon.gohon
19
世界にはいろんな十二支があるそうですが、中国の十二支は日本とほとんど一緒なので、不思議な感覚で読みました。 まさかのネコが語る十二支物語というのもユニークです。 干支には入れなくても、人間の側にいるのが1番幸せなのがネコでしょうか。 イノシシがブタとなっていることに、とても異質感があります。2025/01/11
メタボン
16
☆☆☆ 十二支に猫がない理由。そうか、ずる賢いねずみのせいだったんだな。中国っぽい図柄や色が印象的。2015/02/24
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